「今度は現ナマ運び」キャッシュトラック odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
今度は現ナマ運び
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「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムが落ちぶれて現金輸送会社に就職、今度は現ナマの運び屋かと思わせるジョークのような出だし、それでもいいのだが謎の男に仕立て気を揉ませる。
分かってみれば復讐劇なのだが自身もかっては悪党という設定、別れた妻にも責められる。
そんな設定は過激な殺戮シーンを所詮、悪党同志ですよとの言い訳にも思えるが感情移入しずらくなるでしょう。だからなのかFBI公認のような保険を付けていましたね。
賢い強盗は金は盗っても無暗に人は殺さないのが相場、そこで強盗団がアフガン帰りの軍人という設定、時節柄意味深でした。
タイムラインをいじるのはガイ・リッチー監督の十八番だが、劇伴奏が不協和音のようで不安を煽るので気が急いてしまうからなのか面倒臭いし必然性があまり感じられない、リメイクなので独自色を出したかったのでしょう。
観終わってみれば登場人物の素性も分かり概ね納得、ただステイサムなので不死身はわかるが撃たれて倒れていた筈なのにとか、携帯を仕込んだとしても、なんで奴の居場所が分かったのかとか終盤は端折りすぎの気はしました。
ここのところ、ブルース・ウィルスのお下劣コメディを見て気落ちしていたので看板に偽りなしのハードアクションは有難い。
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