「人生色々、それでも力強く生きる」こちらあみ子 あささんの映画レビュー(感想・評価)
人生色々、それでも力強く生きる
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「応答せよ、応答せよ…」
兄とトランシーバーでやりとりするまでは、家族に囲まれて幸せな生活を送っていたあみ子。
母から生まれてくるはずの赤ちゃんが(妹だった)亡くなり、母は精神的ショックから病に伏せる。
そこから幸せだった家族の形、あみ子の日常が少しずつ崩れていく。
優しかった兄はいつしか暴走族と連みだし堕落、父は無関心、ほぼネグレクト、学校では居場所がなく、あみ子が想いを寄せるのり君には嫌われる…。
家庭崩壊、あみ子どうなる?
あみ子は最後には祖母の家に預けられ、祖母と一緒に暮らすことになる。ラストの岸辺でのシーンからは、どんな環境に置かれても、どん底に落ちても生きろ!という力強いメッセージを感じた。
手招きする“おばけ”たちに着いて行かずに、手を振ったあみ子が本作の中での唯一の救い。
発達障がい、非行、ネグレクト、いじめ、死産…
色んなテーマが混在していて、正直救いようのない物語。終始不協和音が鳴っている感じで、見ているこっちが辛かった。そのため評価は低めです。
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