「運命の分岐点」密航者 kimioさんの映画レビュー(感想・評価)
運命の分岐点
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タイトルからして密航者が悪役ってのを想像してたけど、全く違ってましたね。
映画の中に悪役は誰一人として出てこない稀な映画。
でもストーリーにドンドン惹き付けられていく。
このような人間の究極の選択を迫られたときのそれぞれの心情の表現は大好きです。
展開的には以前観た「ゼロ.グラビティ」に近い感覚で、宇宙の想像を超えた恐怖を感じました。
いくつかの重要な分岐点がありましたね。
最初はエンジン出力不足で帰還か続行か。
2回目は密航者が薬を使って死か諦めないか。
3回目は船長が太陽風の予測が出来ていれば(現在の科学ではある程度周期予測可能だし、到達タイミングからしてすでに太陽風が発生していたはずでは?)
4回目はなぜボンベを落としたのか(体に固定して運ぶ事は出来なかったのか?)
5回目は最後は密航者に行かせてたら。
最後に、もし密航者が最初から存在しなかったら。
観終わった後も色々と考えさせられる映画で、とてもオススメです。
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