成れの果てのレビュー・感想・評価
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ここまで来ると滑稽だ…愚かな人間の私欲の果てに感じる作品の芯
想像を遥かに上回る、重く力強い作品。幸の薄い萩原みのりの真骨頂と呼んでも良いのではないか、そう思えた。
姉の婚約相手は、自分をレイプした男だった…という衝撃的な所から始まる。一見するとありえないように思えるが、田舎のロケーションが説得力を持つ。昔の話がいつまでもこびり付くクセ、仕事などはどうにでもなるから怖い。そんな特有の関係性が、小夜が帰ってきたことで崩れていく。
実は緻密に作られているのがこの作品の凄み。役回りも皆絶妙に噛み合っていて、目を覆いたくたくなるような痛みを長回しで見せる。さらに、画で説得するのではなく、言葉だけで状況を説明して重みを生み出すから恐ろしい。
その中でも萩原みのりが特に凄い。復讐の為なら誰の弱みを握り、叩きのめすまで荒らしていく。あえて背景を直接的に見せず、台詞だけで過去を描いていくので、痛みを伴った台詞が刺さる。他の人物も欲望のまま、その過去の受け止め方も様々。だからこそ、雪崩のように堕ちていく果てはあまりにも衝動が大きい。
ぜひ、成れの果てまで焼き付けてほしい。悲劇的なコミュニティの末路にきっと開いた口が塞がらなくはずだ。
胸糞悪くて救いようも無く、偏差値が低い人たちに悪趣味自慢されてるようで実に不愉快でした
良い意味で褒めてるわけじゃなく、悪い意味で言ってます
思い出せる中で最低部類の映画です
画作りとか役者の芝居とか褒められる部分はあるんですが、それを圧倒的に上回るぐらい脚本監督の人間性や品性を疑いたくなる内容です
人を傷つける悪口としてはいい線いってるセリフもありますが、良い意味でいいセリフは1つも無いし、伝えたいメッセージも何も無いし、人間が描けている、ということでもない
何もポジティブなものだけが映画ではありませんけど、反面教師的に役立つ思想も教養も一切ありません
もちろん、それまでのフラストレーションが吹き飛ぶような感動的なラストなんてありません
ここまで悪趣味で救いも無い映画を逆によく作ろうとするな、と感心しますが、これを面白いと思う人とは関わりたくないとさえ思います
レイプ被害者やLGBTを話を面白くする道具としてしか思ってなくて、実際に存在する当事者たちに配慮して、マイノリティと真摯に向き合って社会問題を扱おうとする気をまるで感じないんですよ
まぁ、観客を心底不快にする事が脚本監督の目的なら、それは成功してますけどね
ドラマの基本は対立と葛藤にあることはこの程度の脚本監督でも分かってそうですが、だからといって登場人物たちがお互いをお互いに罵り合っていれば良いわけではありませんよ
人間には社会性や上下関係があるので、嫌いな人にでも嫌いな感情を出して後で自分が損することもあるから、みんな我慢して本音を言わずに取り繕って生きてるわけです
なのに、この映画の登場人物たちはすぐに他人に悪態をつき口喧嘩を始めます
誰かと誰かが口喧嘩していたら私は止める役に回ろうとか、役割分担的な振る舞いをする人も一切いない
それもダラダラと長い会話で口喧嘩が続くし、なんなら同じシーンでAとB、AとCが連続で口喧嘩したりします
普通はシーンを分けるだろ
同じシーンの中で色んな人が代わる代わる口喧嘩されても見辛いんですよ
(この辺が安い舞台脚本そのもの)
そもそも、口喧嘩する感情の流れをちゃんと作れてないのに、口喧嘩が多ければ多いほど面白いと作り手が勘違いしてるから、ずっと誰かと誰かが口喧嘩してる
口喧嘩させたいために登場人物たちを全員バカにしてるのが安易すぎます
なんなら絶対必要ないキャラクター(秋山ゆずきや居候の女など)までぶち込んで口喧嘩の数を水増ししてる始末です
もう呆れますよ……
偏差値35の底辺高校の生徒でも、もっと社会性は備わってますからね
こんなにすぐ口喧嘩を始めないのに、この映画の登場人物と来たら……
この脚本監督は言葉とは裏腹な、言葉にしない本音にこそドラマがあることが分かってないわけです
だから、野次馬は火事が好きだから次々と放火してでも火事を増やしてしまえレベルの発想で物語を展開させるわけです
あと、レイプという単語が出てくるまで40分ぐらいかけてるんですが、過去にレイプされた加害者と被害者だと観客みんなが思ってますから、そこまで引っ張る情報でも無いんですよ
さっさと設定を分からせてくれるか、引っ張るなら意外性があるけど納得できる別の答えを啓示してくれないと
あと、元が舞台だからでしょうけど、家とレイプ現場だけでシーンを起こしすぎです
逃げ場のない家というパーソナルスペースにレイプ被害者と加害者が二人きりでいるのも変だし、関わりたくない忘れたいと思ってるデブがいつも家にいるのも変だし、興味本位で取材に来る小説家志望女もその彼氏で加害者の先輩も、みんなで家に集まるわけが無いんですよ
本来ならせめて他に客はいない静かな喫茶店でギリギリ会話するようなデリケートな内容ですからね
さらに主人公はどんな気持ちでレイプ被害の現場に通うのか?
あのソファーに座れるのか?
普通ならトラウマで近づけるわけないのに、座れるわけないのに、そうしたほうがショッキングで面白いから、制作費を安く抑えたいから、という安易な理由でシーンを限定してる
それにレイプ被害者の友だちのために自分がレイプ加害者になるって、どういう心境なんですか?
ご都合展開のために異常行動を繰り返す登場人物だらけの話で、何が何やら……
根本的に受け入れがたいからどうでもいいことですが、あのラストなら主人公は姉ですよね
決して荻原みのりではない
1番有名で旬だからといって興行成績目当てで無理矢理主人公として扱われないでほしいです
荻原みのりも演技で上にいきたいなら、こんな映画の主演オファーは蹴れと思いますね
舞台に詳しくないけど、関係者はよくこんな脚本を今さら映画にしようと思いましたよ
その時点で偏差値が低いのが不幸の始まりですね
その思いつきの成れの果てがこれですよ
厚化粧
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