成れの果てのレビュー・感想・評価
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登場人物全員に不快感を覚えるなんて、、
萩原みのりの演技が良いということで視聴。
この子は妹役がめちゃくちゃ多いね笑
ドラマで見た時も姉の彼氏を寝取る小悪魔系だった笑
視聴してて1番最初に思ったのはお姉ちゃんイカれてるということでした。私自身妹がいるので、もし小夜たちと同じ境遇になったら妹をレイプした男なんて殺してやりたいと思うはず。例え学生時代彼氏を寝取られたとしてもね。…まぁ、それを超越するほど小夜からいろんなものを奪われてきたのかな。
全体的に気持ち悪い人物が多くて、
妹をレイプした男と結婚しようとする姉と
レイプした女の姉と結婚しようとする男。
小夜の噂話でしか地位を確立できない幼馴染と
マッチングアプリに課金するために権利書を盗もうとする友達(ここで普通に許してまだ住まわせてくれようとする姉がキモすぎた)。
最終的にはまともだと思っていた小夜すらもレイプ犯と一緒に住むとかいう意味わからんことになって胸糞。
グルーミングされてるじゃん。
まともなのは小夜の友達のエイジだけか?
(目には目を歯には歯を理論は許すものとする)
途中の小説家志望の大福娘が無神経な言動で
姉と男を振り回していたのがちょっとスカッとした。
あいつらはさすがに不幸じゃないと不平等じゃない?
小夜の気持ちになって見てました。
俳優たちの演技はとても良く、どの人物にも感情移入できない気持ち悪さが際立っていました。
ただただ胸糞悪く、視聴後も不快感が残った。
根底にある汚い感情を改めて視認した感じ。
もうしばらくこの映画は見たくないかも笑
キャスティングがいい
柊瑠美がドハマリしている。素晴らしい。というか全員ハマり役。話の内容はクソだけど。柊瑠美にはもっとこんな役をやってほしい。
竹内もいいし、エイゴもいいし、同居人もいいし、今井も大福娘も良い。
この田舎の陰鬱とした雰囲気もいい。かなり好き。
B級感を醸しつつ、ここまで見られるのは本当すごい。キャスティングが神。
結果的に1番狂ってたのは…
事件があって、ごく普通に暮らせなくなった妹とその周りの話やけど、結果的に1番狂ってしまってたのは姉ってこと?
何はともあれ、妹をレイプした人間と結婚するなんて絶対ありえへんし、男もおかしすぎる。
1番イラついたのは今井の彼女かな
アベマにて視聴
2024/4月にアベマの映画チャンネルでやっていたので視聴しました。
妹役の萩原みのり、カメ止めの秋山ゆずき以外は知らない俳優さんでしたが
コメントしながら見る映画としては向いていたというのもあり
かなり楽しめました。オチも予想外ながら無理矢理感も無く
個人的には附に落ちる結末でした。
原作が舞台ということもあり映画と言うより舞台として見るとしっくり来る
演者達の熱演に引き込まれました。
とんでもない人たち
いやぁ、グロテスク。
こんなにも自己中心的な人ばかりが出てくる映画は久しぶり。人間の持つ醜悪さを詰め込んだような90分間。
まず、妹の気持ちに配慮しない姉。気を遣っている風に見えて自分の事しか考えていない。
その彼氏も同様にこの2人は何があろうと絶対に繋がってはいけない事を分かっているはずなのに、結局は自分の幸せを求める行動になっている。
居候する友人は分かりやすくクズだし、幼馴染の電気工事屋も同じく。みんな自分の為なら他人を犠牲にしても構わないという本音が露悪的に描かれている。
セカンドレイプという概念の無い世界線なの?と疑うくらいに配慮の無い人たち。みんな幸せを求めているけれど、そうなれない原因は自分にある。利己的に生きた人間の成れの果て。
と、偉そうに書いている自分にも、同じような部分が無いかと振り返ってしまう。
こんな風になってはダメだよという反面教師ばかり。
主人公の彼女だけは幸せになってほしいなぁと願うばかり…
久々に酷い作品を見た
「レイプ加害者を被害者の姉と結婚させたろ!」ってアイデアだけで走らせた、あまりにも酷い作品だった。
登場人物、特に主要3キャラの行動はあまりに意味不明で、その行動をとった背景が何も理解できない。
脚本に書かれてるからこうしました、この映画のためにこういう行動取りました、みたいな、その行動の全てが作品のために無理やり動かされた行動であり、ヒューマンドラマなのに納得できる心情の動きや揺らぎが何も感じられない、アイデアありきでアイデアを体現するためにご都合主義の行動を取るだけの酷い作品だった。
舞台劇の映画化
元々舞台劇であったものの映画化と聞きとても納得。出てくる人がみな舞台劇の登場人物らしいデフォルメされた存在であり、強烈にいやらしく戯画的で面白い。その中で一人、主人公はリアルそのものであり、迫真の演技は素晴らしかった。ただそれゆえに見ていて苦しかった。
世の不条理を告発する部類の映画は好きだし意欲作だと思う。ただ主人公が憎しみを吐き続けてその先が描かれていないことにどうしてもモヤモヤしてしまう。このように出口のないさまがリアルな被害者なのだということもわかるし、狙った通りの後味の悪さだなのだろうとも思うが。
脚本が良い、映画を見て気分が良くなりたい人には不向き
これは映画館で見る映画です。テレビドラマではこのような作り方は出来ません。何の救いのない終わり方で終わります。映画を見て気分が良くなりたい人は絶対に見てはいけません。
筋書きは「気分悪いけど、私は好き」です。変に「勧善懲悪」になっていないところが良い。
それにしても登場人物が全員「胸くそ悪い!」、これを演じられるのは、すごいと思います。
田舎の人間関係の濃密な部分が「これでもか」というように表現されていて、見終わって「ああ、田舎はいやだな、都会に出たい」と思った人がいるのでは。
減点要素:画面がブレて見苦しい箇所が散在する。手でしっかりカメラを支えられないのならば、三脚にでも載せなさい。
嫌な気分に浸りたいなら観てもいいかも
予告を見てなんだか嫌そうな作品だな、と却って興味を持ったので観てみたけれど、想像以上に嫌な作品だった。
田舎町に暮らす姉と、都会に出た妹。姉から結婚することになったと連絡があり祝福するが、その相手はかつて自分をレイプした男だった。
田舎町のことで、周囲の人間は皆そのことを知っており、かつその話で受けを取ったり盛り上がったりする醜悪な人間ばかり。妹は男と対峙し、男は姉の元を去る。かいつまむとそういうお話なんだけど、8人しかいない登場人物の誰にも感情移入ができない。そして最後に放たれるどす黒い瘴気のような感情の爆発が静止できないほどに酷い。
最初からそういう嫌な話だろうなと当たりをつけて観ているから、それはそれで見ていられるけれども、そうでなかったら相当きついのではないか。観てよかったとは思ったけれども、もう一度観たくはない。
あぶりだされてゆく。
レイプ事件の被害者、小夜。加害者、布施野。事もあろうに姉のあすみからその布施野と結婚するつもりだと連絡を受け、動揺と困惑と何もかも破壊してやりたいほどの憎しみを持って8年振りに疎遠になっていた実家へ帰省する小夜。
めちゃくちゃ狭いコミュニティの中で物語が進みます。田畑に囲まれた田舎町。あすみ一人で暮らすには広すぎる家。田舎特有の空気感が相まって更にどんよりした重たい雰囲気に包まれてゆきます。しかも不幸な事に登場人物がみんな自分勝手で胸焼けするほどタチが悪いです。事件を軽視する当事者達。面白おかしく茶化す外野。小夜の乱入でそれぞれの心の奥にある汚いものがあぶりだされてゆきます。醜悪で見るに堪えません。それなのに言葉の力が強くていつの間にか釘付けになっていました。
地味で物静かなあすみが化粧をする刹那。鏡に写し出されるその本性と向き合うのは他でもない自分自身。見事にタイトルが回収されるラストシーンは必見です。
凝縮された劇映画
ポスターは金髪に染めた主演女優の萩原みのりが強い目力でインパクトが強い。観てみると出てくる俳優は知らない人ばかりで(好演しているけれど)、地方が舞台でおそらく低予算、地味な印象を受ける。
もともとは10年以上前に話題になった劇をベースにしているというだけあって、90分程度の上映時間に無駄なく緊張感持った内容。主演の萩原みのり演じる小夜が東京から姉のいる実家に戻ったことで8年前のある事件が再び記憶を呼び起こす。小夜は有無を言わさぬ物言いで周囲の人物たちを追いつめかき回す。腫れ物のような存在であるがポスターそのままにインパクトが強い。姉も図書館に勤める堅実な女性だが、その姉が8年前の事件の加害者である男と婚約したことが物語の始まりで、一見して地味な彼女がその恐ろしい本性を顕わにするのがこの映画の真骨頂。その取り巻きたちも嫌らしい人間ばかりで救いのない閉鎖的な舞台。
でもおもしろいと思った。上映館数も少なくて埋もれてしまうのは惜しい。
この町の人々に思いやりという気持ちは無いようです
とりあえず加害者が増えなくて安心した。小夜はそのことに気付いたんだろうか?踏み留まってくれて良かったと言って良いのだろうか?
例の出来事が理由で関係性が壊れたのか、元々破綻してたのか、どっちなんだろう?と観終わった今でも悩んでいる
なかなかの熱演。
確かに熱演ではある。
短編小説をドラマ化したような雰囲気もある。
この映画は、舞台の演劇を元につくられたということのようだ。
エンディングは、物語の途中で終わる感じがあり、もう少し背景を描きたいところだが、低予算映画の限界があるのかもしれない。
少し物足りなさはあるが、インディーズとして見れば、悪くない出来と言えるかもしれない。
劇場公開の期間は短めなので、観たい方はお早めに!
デリカシーとリアリズムに欠ける作品
推し女優・萩原みのり主演とのことで、好みでないとわかっていながら鑑賞。案の定肌に合いませんでした。露悪を楽しむ負のファンタジーエンタメとでも言えそうですが、個人的には苦手です。一応テーマは西川美和の『ゆれる』と同様、きょうだい葛藤がベースになっている話ではあります。
妹に性暴力を振るった男と、姉が事実を把握した上で結婚して、それを知った妹が田舎に戻ってくるというストーリーです。いろいろと無茶な設定とディテールの雑さ、デリカシーの問題が印象に残り、みのりのド迫力ぶり以外はあまり良さを感じられず、どちらかというとドン引きする場面が多かったです。
姉が妹に対して強い羨望と憎しみを感じているのは序盤でわかりましたが、姉と結婚する男の心情が謎すぎる。とりあえず登場人物は皆自分のことしか考えていないのですが、この男は特によくわからなかったです。レイプしといて「俺も辛いんだ」という発言はさすがにどうかと思いました。もう少し実際の被害者への想像力を持った方が良いと感じました。
あと、知人の性暴力被害をネタにして学校で居場所を作れたり、営業トークで上手くいったりしますかねぇ?みんな引くんじゃない?男の知人カップルとかもむちゃくちゃで、こういう過剰演出が好きじゃないんだな〜と実感しました。閉塞した田舎だから、みたいなエクスキューズがあったとしても、さすがにそこまで倫理観ないのはファンタジーが過ぎるなぁとの印象です。
全体としてやたらめったらと悪を感情的に増幅させている印象を受けて、悪趣味エンタメの域を超えていないように感じました。
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