「現代に復活したブラックパワー!」サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
現代に復活したブラックパワー!
この映画で黒人の人達が歌っているのは、主を讃える歌だ。
主とは、誰か?イエス・キリストのことだ。
貧しさや差別に堪え、生きていくために、彼ら彼女らは信仰が必要だった。そして、それを歌にした。
この映像が現代に復活したのは、偶然ではないだろう。現代の科学信仰に対するアンチテーゼだ。
現代の人間にとって、科学的であることは、脅迫観念に近いと言えるだろう。
しかし、その科学はコロナウイルスを消すこともできず、挙げ句の果てに、ロックダウンやマスク着用など、科学とは程遠いものに頼っている。
今後、コロナウイルスの変異種が次々と現れ、科学信仰も揺らいでいくだろう。
その時、人類は神頼みでもするのか?いったい何を信じて生きていくのか?
この映画の中の、月面着陸は科学の象徴だ。しかし、人を救えない科学よりも、大事にしないといけないものがある。
人間には、ワクチンに頼らずとも、免疫力があり、治癒力があり、抗体を作る力もある。
もう一度、原点に立ち返り、唯物論、唯脳論、無宗教の人達が信仰するものを考え直さなくてはならない時が来ているのではないだろうか。
60年代の音楽の話だけしても、この映画は理解できない。その裏にある精神性を理解することが、今こそ重要ではないだろうか。
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