SEOBOK ソボクのレビュー・感想・評価
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オカルト要素が強めで引いてしまった
展開がスローで眠気が、、、😪
設定は斬新でしたが、
オカルト的な能力が凄すぎてひいてしまった。
ストレンジャー・シングスも同じ霊能力を持つ少女が出てくるが、なんの違和感もなく見れたのに、いったいなにが違うのか考えながら見てました。
サスペンスものなのに、オカルト映画の要素が強すぎたからかもしれません。
最後のオチも、そうなるのか。。。と。
最後あっさりエンドロールなのであまり余韻を噛み締めることができなかったのも残念でした。
テンポが悪くてのっぺり
法律的にも倫理的にも禁じられている人間のクローン。人間の遺伝子をベースに作り出されたそれは、人間と呼べるのか?
劇中で科学者が言った「トマトの苗からジャガイモが出来たら、それはなんと呼ぶのか?」 という台詞が印象的でした。
物語は正直よくあるクローンをテーマにしたSF作品の域を出ず、CGや表現手法も目新しい要素はなく、テンポも悪くて退屈に感じてしまいました。
韓国映画でSFというのはちょっと新鮮でしたし、良い意味で韓国映画っぽくなかったのですが、かといって面白かったかというとそうでもない…。
主演2人は良かったです。
クローン”ソボク”の素朴な疑問
過去の映画で人工知能のロボットが感じるアイデンティティの話とかもあるけど…
こちらはクローンのアイデンティティ探しの話です。
ストーリー展開、三つ巴の関係性など意外と解りやすいし、逃走劇がスリリング。
元情報局員ギホンが死に直面して眠れなくなっている状態が、後半のクローン”ソボク”の疑問と関係していく。
韓国映画って、このくらいのクオリティの作品がスッと出てくるところがすごい。
【徐福(ソボク)for アヴェンジャーズ or X-MEN?】
そういえば、始皇帝から遣わされた「徐福」は、日本に渡って亡くなったという伝説があることを思い出した。
この作品、観れちゃうんだけど、なんかモヤモヤが残る。
なぜだろうか。
やっぱり、僕は、徐福(ソボク)は、厳重なS.H.I.E.L.D.の管理のもと、アヴェンジャーズに入るか、チャールズ・エグゼビア学園に身を寄せて、X-MENとして生きる方が良かったんじゃないかと、強く強く思う。
ヒトの役人立つし、きっとハッピーだ。
これ以上、書くと、どうしてもネタバレになってしまうので終わり。
ダメ男のギホンは最後までダメ男で終わってしまった
主演のコン・ユは前出演作の映画「82年生れ、キム・ジヨン」で初めて見た。自由を求める妻と封建的な実家の家族との間に挟まれて、優柔不断な態度の気弱な夫を上手に演じて見せていて、なかなか好感が持てた。本作品でもそれと似たような優柔不断な工作員ギホンを演じていて、やっぱり上手い。こういう役がハマっているのだろう。クローンの青年ソボクを演じた俳優は、無表情の中に悲しみが見えて、こちらもとても上手だった。
映画紹介サイトでは「危機的な状況の中で逃避行を繰り広げるギホンとソボクは、衝突を繰り返しながらも徐々に心を通わせていく」とあるが、少し違う。ソボクは人工的なミュータントであり、人工的ということから、自分のアイデンティティに疑問を持つ。何のために生み出されたのか、永遠に生きるとはどういうことか。その疑問をそのままギホンにぶつけるのだが、その哲学的な問いかけにギホンは戸惑い、返す言葉がない。
推測だが、工作員であったギホンは命令に従うことに慣れ、自分で考えることに慣れていない。ソボクの問いかける疑問など、考えたことすらない。上の者の命令に従い、それが正義であると信じてやってきた。しかしソボクの問いかけは、正義云々よりも前の、生きるとは何かという人生観の問いかけである。ギホンは自分の来し方を振り返るが、そこに答えはなかった。
ストーリーはソボクを巡る3つの陣営の争いだが、アメリカは直接手を下すことはなく、韓国内の官僚と大企業の経営者との戦いとなる。ソボクを守るためにはどちらを信じるべきか。ギホンは単純だから、信じられないと判明した逆の側を信じる。しかし現実はもっと複雑だ。ギホンが工作員としてやっていけなかった理由がこの単純さにあるのだろう。もうひとつは非情さに欠けることだ。
二人きりの逃避行で互いに影響し合う訳だが、ソボクがギホンに影響されたのに対して、ギホンの方は根本的にはまったく変わっていなかった。ソボクの問いかけに、世界とは、生命とはというテーマを少しだけ考えてみた程度だ。もしソボクから影響を受けていたら、最後に銃弾を向けるのは自分の脳だったはずである。
そうなれば、ひとり残されたソボクに、さらなる哲学的な自問自答が湧き起こる。そこでソボクがどのように考え、どのような行動を選ぶのか、それが観たかった。あのシーンと哲学の組み合わせは頗るレアだと思う。少なくとも当方は観たことがない。しかし期待した展開にはならなかった。途中まで実存的な会話が続いて面白かったのに、最後にありきたりな世界観で終わってしまったのがとても残念である。ダメ男のギホンは、最後までダメ男で終わってしまったのであった。
ナイスブラザーフッド
お互いが涙するときはそっと背中に手を添えてあげてさ…。
短い間だったけど寝食共にして(ソボクは寝ないけど)
、真逆の悩みを持っているけど支え合っていけるような絆ができたのに、あの最後…。ギホンの決断はあまり納得できないけど、ソボクが研究所で家畜のようにただ生かされ搾取されるだけの一生から解放されたことを思うと、本当に切ない。自分で選んだ靴履いてたね…。
とにかく美しい2人が見れてよかったです。
なんと‼️脚本が驚愕の最高峰です‼️❓
期待せずに観たら、シナリオとセリフが最高で引き込まれた!
超高密度の展開が真に迫ると共に、主人公に心が同化して、戦慄の終幕と、感動の結末へ!
ただ、知らん俳優ばかりなので、少年を神木隆之介と思い、護衛の男を綾野剛と思い、観たら、ハマるのなんのその、これは是非、日本でもリメイクして欲しい。
SFとして荒唐無稽なのに、これほど半端なく迫真なのは映像とシナリオが最高だから。
アクションもアメリカ以上だ、さすが戦争をリアルタイムでしてるだけ有る。
あー、韓国映画、バカにしてたけど、おそれつかまつる、ごめん。
それにSFのアクションのセンスがいいよね、CGのレベルだけじゃ無いよ、ハリウッドより遥かに素晴らしい。
生きる意味まで問いかけてくるし、どんだけ盛りだくさんなんだよ。
生と死を考えさせられる映画
ギホン役の人が少し気になってなんとなーくみたけどなんだろう 不思議な気持ちになった
ファンでもなんでもないけど、パク・ボゴムの演技がすごくて、韓国語とか全くわかんないけどなにか伝わってくる感じ
永遠の命を持つクローンがいいのか
いつか死ぬ人間がいいのか
クローン人間ってやっぱり作ってはいけないのかな
行く場所がないとか…ちょっと泣ける映画
レミング
「炎の少女チャーリー」「ローガン」を思わせる 青白いトーンに支配された病人の様な映画
悩んで迷って陰鬱なキャラクター達
そんな中 唯一ビンビンの野心を保ち突き進むヨボヨボの老人
不死を目指してみんな死ぬ
*レミングの集団自殺はディズニー発のデマです
超能力まで使えちゃう…
不死を獲得するべく作られたクローン人間と、そのクローンを保護する羽目になった余命短い工作員の人間ドラマ。
最近観た「Arc アーク」も不老不死がテーマだったが、こちらは権力の座にいる人間を延命する為に造られたクローンで、そこに夢や希望はない。
しかもどういう理屈か、不老不死を飛び越えてサイコキネシス(超能力)まで使えるという破茶滅茶設定…笑
ソボクを演じたパク・ボゴムの、子供のようなキョトンとした顔、精悍な青年の顔、怒りに我を忘れた鬼のような顔、と終盤に行くに連れての表情の変化は一見の価値あり。
神の権力の生け贄
極秘の国家機密プロジェクトにより、とある研究所で生み出された永遠の寿命を持つ遺伝子組み換えクローンの少年と、彼の警護を頼まれた余命1年の元社員の話。
永遠の寿命ではあるけれど、細胞分裂速度が速く毎日薬を投与し続けなければならないし、外傷では死ぬこともあるクローンの少年ソボク。更には遺伝子組み換えの副作用で、偶然生まれた超絶念動力を持っているという設定。
他方、膠芽腫により寿命1年以下ながら、ソボクの細胞を利用した治験で病気を克服しようとする護衛のギホン。
裏切り者により追われる身となった、共に自身のことを多くは語らない2人が、すれ違い寄り添い、距離を変化させつつ、抱えた思いや秘めたる思いを交換し合い、胸クソ悪い強大な力を持つ組織から逃げたり戦ったり。
苦悩や葛藤等の胸アツ人間ドラマの中に、その能力による激情的な展開って、島鉄雄じゃないですか!若しくはPhoenix?
AKIRAってやっぱ凄いよね。
基本シリアスなストーリーだけど、ところどころストーリーを邪魔しない程度に笑いもあるし、優しく暖かく、胸クソ悪く、悲しい物語がとても良かった。
いろいろな問題提起を含んだ映画。今週お勧め。
今年83本目(合計147本目)。
韓国映画といえば、放映される映画館がかぎられる印象がありますが(大阪市だと、シネマート心斎橋さん等)、結構な話題作だったようで、「普通の」映画館でも普通にやっていました。
いろいろな問題提起を含む映画で、考えさせられることはあるな…と思います。
勝手に人を人体実験にしてよいのかという倫理的な問題、また、「不死身で死ぬことを知らない人生は果たして幸せなのか」、さらに、そもそものiPS細胞(など)に関する人体実験の倫理の問題など、色々な問題提起が詰まった映画です。
この意味では、理系のなかでも生物学にまつわる内容だけでなく、哲学(文系?)的な内容もミックスされていて、史実に基づく映画ではないようですが(当たり前…)、その問題提起を否が応でも考えないといけないという点で「学術的な内容に準じる」かと思います。
…と書いても、「アジアの天使」のように深く日韓関係を扱う「重い」内容ではなく、2人の移動を通じて困難を乗り越えていくことで、そうした面を映し出す映画で、若干ですがアクションシーンは出ます(ラストのほう)。
iPS細胞や手術などを扱うので、若干残酷なシーンもありますが、最低限に抑えられていますし、「本当の幸せって何?」「不死身な人間(現実世界でも、遠くない未来にできるのでしょう)は幸せなのか」等、色々考えさせることがあり、今週迷ったら間違いなくお勧めな一本です。
なお、「ソボク」というのは、作内でも触れられるように、不老不死を象徴する古代中国の人物からきた名前です。(韓国でも、漢字教育や漢字の使用は全くないわけではない。中国語の表記を韓国語読みした場合の表記が「ソボク」)、この説明は序盤に1回しかないものの、本質論ではないと思います(最初にこの説明がもう少しあればよかったかも…。高校世界史でも一切出てこない人物ですし)。
採点にあたっては、5.0から引く要素は特にないので、満点採点としました(減点対象なし)。
永遠ではあるが不滅ではない
余命僅かな訳あり元情報局エージェントのギボンの苦悩や葛藤、戸惑いを顔に出さずに自身の運命を犇々と受け入れる青年ソボク。
導入部から劇伴が美しく、終始物語を邪魔しないテイストでとても良かった。世界観が暗めだけれど二人が徐々に柔らかく寄り添っていくロードムービーは情緒的な印象。
アクションやソボクのある能力の迫力は程よい配分でスパイスがきいていて見応えはありました。
人間ドラマとして胸に切なさの残る作品でしたが、どこか物足りなさを感じたのはヴィラン側の魅力の欠如があったからかもしれない。
コン・ユさんは背丈が高いので周りの役者さんが皆小さく見えてしまうのが少し残念なところ。
ただ二人が海辺で肩を並べるシーンに是非注目してみてほしい。
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