「盛り上がりそうで盛り上がらない」SEOBOK ソボク リブレさんの映画レビュー(感想・評価)
盛り上がりそうで盛り上がらない
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この映画は、自分のエゴを超えて人のために行動できるかということがテーマにあると思います。このテーマは『トガニ』であったり『新感染』などのこれまでコンユが演じてきた主人公と重なります。そういう意味でコン•ユが演じるのはぴったりでした。
一方、パク•ボゴムも幼さが残る顔立ちで、それゆえに強い力を持っていることの恐ろしさと悲哀を体現していて非常にハマっていました。
それなのに、なぜか盛り上がりそうで盛り上がらないという感じがしました。
その一つに、途中のコン•ユとパク•ボゴムの会話が間延びしてしまってリズムが悪かった気がします。
また、ソボクと母親の関係であったり、ナベツネみたいなジジイと情報局とアメリカの関係であったり、色々と
詰め込みすぎてしまって、一つひとつの要素が説明不足になってしまったように感じました。
お金もかかってそうな意欲作なだけに、あとなにかがかみ合えばおもしろくなりそうなのにもったいない気がしました。
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