スティーラーズのレビュー・感想・評価
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気をつけろ、人は見たいものしか見ない
映画「スティーラーズ」(マーティン・オーウェン監督)から。
原題の「Twist」なら、主人公「オリヴァー・ツイスト」だけど、
邦題が「スティーラーズ」なので、迷ってしまった。
音だけで考えると「ピッツバーグ・スティーラーズ」を思い出し、
【steel】だと「鋼鉄。はがね」の意味、
【still】だと「映画の中の一場面を表した写真」だけれど、
今回は【steal】「盗む・奪う」の意味だと理解した。(汗)
わざわざ、変える意味があったのか、ちょっと疑問が残る。
さて、気になる台詞は予想外に少なく、メモもわずかだが、
冒頭、盗みで生計を立てている老人に仲間に誘われるが、
頑なに、盗むことに抵抗を感じ拒否すると、こう問われる。
「教えてくれ、理想主義者殿。善行が君に何を?。
空腹を満たし、寒い夜に温めてくれるか?」と。
いくら善行をしても、稼げなければ、生活できなければ、
それは単なる理想主義者だ、とピシッと言われるシーン。
天涯孤独の主人公には、響いたのかもしれない。
しかし選んだのは、作品の中で、繰り返されたフレーズ。
「気をつけろ、人は見たいものしか見ない」
逆に考えれば「見たいもの以外は目に入らない」し
「見たくないものは、見ようともしない」ということだ。
ここに、人間の行動の心理が表れているな、と思う。
全体的には、ちょっと中途半端な作品だった気がするなぁ。
そっくり
マイケルケインとジュードロウは本当に縁があるのね。
まさか息子と共演するとは面白いなと思って鑑賞した。
結果的には内容は面白くはなかったです笑
なんだろう〜スタイリッシュにやろうとしてるのはわかるんだけど強烈な刑事とか、いればもう少し面白くなったんだろうけど。
パッケージには一人一人の特技がどうのとか書いてあったけどいまいち活かせてるようには見えないです。
サブキャラももっと華やかに描ければ面白くなりそうなんですが。
ラストもしてやったりみたいな感じにしてたけど盛り上がらずでした。
息子さんジュードロウにそっくりだね、しっかりとケツアゴまで継承。まだまだ若くて荒削りな印象。
偉大な父を超えられるか?
色々と中途半端な作品でした
シネマカリテさんの企画で鑑賞。面白そうだったので。
残念ながら、だめだったなぁ僕には。うーむ、様々な面で息切れしちゃったかなー?って感じです。ラストのアレは、私が一番嫌いな後出しジャンケン・・・見せ方が上手くないなぁ、帳尻合わせにしか見えないし。オリヴァー・ツイストとの合致部分はあるのですが、その程度であれば作品の紹介文章内に書かなくても・・・。
アクションでもない、泥棒エンタメでもない、友情物語でもないし、クライムサスペンスっぽくもなってない。途中まで頑張って作ってみたけど、なんかまとまりなくなっちゃって、予算も厳しくなったんで、このあたりで切り上げよ。って感じなんですよね。何かを融合して新しい何かを作りたがっている気はしているのですが、しっかりした「幹」がないんですよね。だから作品自体の色がよくわからんのです。さらにしっかりぶれない大黒柱がいないんですよね。主人公の人物像ががよくわからん、悪そうなやつのキャラもよくわからん(謎を解くでもない)。仲間感がない(エピソード少なすぎ)。挙げればキリがないです。
オープニングはワクワクしたんだけどなー。何が始まるんだ?って。どんどん萎んでいく様を観続けるのは厳しかったなぁ。残念賞。
ドロステに始まり
父親はおらず幼い頃に母親も亡くして天涯孤独となったパルクール&クライム&ストリート・グラフィティ兄ちゃんが、美術品を的にするみなしご窃盗団になる話。
テント暮らしで時に無料の美術館で寝泊まりしちゃうホームレスの主人公が、駐禁を切られそうな女性を助けて逃げる最中、ロビンフッドと愉快な仲間たちに出会い、勧誘されて巻き起こるストーリー。
主人公&ヒロインは関連作品が挙がらない無名な俳優さんみたいだけど、マイケル・ケインとかレナ・ヘディとか引っ張り出して、軽妙且つ黒くストーリーを展開していくものの、ストーリーにしても演出にしてもアクションにしても、イマイチキレが悪く拭いきれないやっつけ感がある。
決してつまらなくはないんだけれど、迫力もしてやられた感もなく、そこまでしてこれがしたかった?という印象が残った。
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