「平和と共存という選択肢」インベイド odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
平和と共存という選択肢
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エイリアンの侵略もので敵にも平和と共存を望む善いエイリアンもいると言う視点は斬新、だから宇宙戦争なのに第二次大戦のようなティスト、捕えたエイリアンを生物兵器用の生体実験に使う将校はまるでナチスの再来、リンチにかけようとする村人集団まででて来くる始末、当然、救おうとするこれまた善意の兵士も描いて善悪描き分けで社会派ドラマのよう、車列を組んでの脱出や生き残り組が揉めるのはマッドマックス風でもあり豪州の香りが漂います。
危急存亡のときに内輪もめ、分かったから悪いエイリアンを早く何とかしてよと言いたくなる。
なんでもRainfallという謎の存在が闘いを制する鍵らしいと探索にでるが遅々として進まない、挙句に本作はRainfall:Episode1のクレジット、結末は次回作に乞うご期待という詐欺のようなエンディング。
それでも何とか見られたのは頻繁に挿入される戦闘シーン、VFXはアベンジャーズ・エンドゲームやゴジラVSコングなども手掛けたBOTVFXだから一応、本格的、ただ赤い光線がチカチカして飛び交うばかりなので眼が疲れました。エイリアン同士が何故か剣で斬り合うのはスターウォーズ風ってことかな。
予算は2500万豪ドルって書いてあったから、20億円くらいかな、B級ではない立派な作品クラスなのにB級並みの退屈さは残念。
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