「新しい音楽が誕生した瞬間を目撃する」ショック・ドゥ・フューチャー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
新しい音楽が誕生した瞬間を目撃する
リズムマシンとシンセでアナが作ったメロディーラインにクララが即興で浮かんだ詩を口ずさむ。2人は試行錯誤を繰り返しながら曲をブラッシュアップしていく。そして、クララのメランコリックな歌声が、アナのメロディーにピタリとあった時、鳥肌がたった。
新しい音楽が誕生した瞬間を目撃する。そんな感覚に陥る。音楽好きな自分にとっては感動モンのシーンです。
1978年といえばYMOが結成された年。友達の兄貴の部屋でYMOを始めて聞かされた時の衝撃は今でも覚えている。「どうだ、凄えだろう」と自慢する友達の兄貴に頼み込んで、テープに録音させてもらった。
東京が世界で一番いけてると、おじいさんのコレクター?が言っていたけど、この時代の東京は、まさにそうだったと思う。
期待したラストではなかってけれども、エレクトロミュージックが胎動する時代を十分に感じさせてくれるクールな一作だった。
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Bacchusさんのコメント
2021年8月31日
映画としては展開にパンチが無いし、やっぱり好きな音楽の趣味でこの作品の評価変わりますよね。
残念ながら私はほぼメタルorハードロックの、しかも狭〜いところをさまよっていたので…(^_^;)