「久々のSF快作」オキシジェン ChapmanShojiさんの映画レビュー(感想・評価)
久々のSF快作
【所感】
ネットフリックスのオリジナル映画ということで失礼ながらあまり期待せずに視聴しましたが、これが中々の快作でした。観るまでフランス映画だと知りませんでしたが、シナリオも映像も演技も米映画に負けてません。
スケールの大きな話を全部映画にすると薄っぺらい駄作になりがちですが、その一部に焦点を当てて映画にすると面白くなる好例かと。
エクス・マキナを観た後と同じ「メジャーじゃないけど面白いSF観ちゃった」という感覚です。
【良かった点】
・大半のシーンがポッドの狭い空間で進み、記憶をなくした主人公と同じ目線で推理できる(多分前半~中盤は音声だけでも楽しめるんじゃないでしょうか)
・伏線を張り方が上手く「謎解き」と「真相がわかった時のすっきり感」のバランスが良い
・映像が綺麗で終盤色々と出てくるシーンはSF的にも◎
・酸素残量が減っていくことで加速度的に面白くなっていく
・AIアシスタント「ミロ」のAIならではの冷酷さとボケ具合が面白い(複雑なやり取りができるくせに簡単な質問に対して急に「理解不能」とか言い出す)
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