「人生のしまい方」スーパーノヴァ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
人生のしまい方
ロードムービーのスタイルで、パートナーとの繋がりを深めていくスタイル。
セリフのニュアンス・表情・仕草などから、会話に潜む裏の意味を読みとっていく必要があり、観客にとっては少々ハードルの高い作り。
ゲイについては自然なこととして、誰も咎めない姿勢が貫かれていてよかった。
つまりこれは性別に関係ない、パートナーとの人生のしまい方の話だ。
相手を思う故に、片や病気が進行して意識あるうちに自死を選びたがり、片や意識のない生ける屍となったパートナーを死ぬまで面倒みるという決意を選ぶと主張する。
映画の中に、どちらが正しいという答えはなく。
何を選んでも愛なのだというメッセージが詰まっていた。
タイトルは、身や心が塵になっても、「超新星(スーパーノヴァ)」のように、最後の瞬間に輝きを放つ鮮烈な愛のある生き様(死に様)でいたい、という意味なのだろう。と思った。
コメントする