劇場公開日 2022年3月25日

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「SFサバイバルものとしてはまあまあだけど思考実験ものとしては薄い」ヴォイジャー ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0SFサバイバルものとしてはまあまあだけど思考実験ものとしては薄い

2022年3月27日
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2022年劇場鑑賞76本目。
居住可能な地球以外の惑星にたどり着くまでに86年かかるので、宇宙船で子供作りながら行きますが、普通の人は地球に未練残ってかわいそうなのでそのためだけに人工的に子供作って隔離して育てて宇宙へ打ちあげます、という未来の倫理どうなってんだ、と思うところからスタート、宇宙航行に必要なもの以外の知識は与えられていない子供達が閉鎖空間でどう生きるか、という思考実験のような作品になっています。あることがきっかけで均衡が崩れ、SFサバイバルみたいな感じになっていくのですが、まずここまで人間って堕ちてしまうものなのか、ということと、そもそもの発端を考えると「暴力的や性的な映像作品は有害である」という狂った主張を後押ししてしまっていて、この映画も当然そういった内容なので純真な子供は見ちゃいけません。ってなっちゃいますよ?
後パンフレットないのでマイナス0.5。

ガゾーサ