映画 五等分の花嫁のレビュー・感想・評価
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恋。姉妹愛。親子愛。寂しいけれど、良かった。
漫画「五等分の花嫁」のアニメ版の完結編。
まずこの作品を鑑賞するのであればアニメの1期2期を完走することは必須だ。でなければ
キャラクターの立ち位置や関係性が理解できず、意味不明なまま終わってしまうだろう。
「アニメを見ていなくても楽しめる」作品ではないので注意してほしい。
ただアニメを全て観た上で本作を鑑賞することで大きな感動を味わうことができるから是非アニメを鑑賞して、さらに劇場で本作を観てほしい。1期2期を観ていると大きな寂しさに襲われる。ラピュタを見終わった時のような感覚だ。胸がギューっとなる。
学園祭で特定のキャラに視点を合わせるのではなく、学園祭最終日に向けて五つ子全員の視点を整合性を取りつつみせるのは感嘆した。脚本も監督も素晴らしい。
アニメでは恋と勉強と姉妹愛にフォーカスが当たっていたが、今回は親子愛についてもしっかりと描かれていてたまらない。上映開始10分で泣きそうになった。
すごく良かった。
超絶おすすめの作品ですが、もう一度書きます。アニメ観てから鑑賞してください。「アニメを見ないのであれば見るな」ではなく、「アニメ観て。そして劇場版も観て」です。
よろしくお願いします(?)。
堂々の完結!!
ありがとう五等分の花嫁!!
映画の内容は2期の後半~完結までとなっています。制作会社は2期と同じです。作画や声優、内容は言うまでもなく最高ですが、一つ言うとしたら原作の細かい所がカットされているのが残念。(三玖と四葉のカラオケシーン、風太郎のバイク登場シーンなど)星5の評価にしましたが、点数で表すと95点というところです。しかし、細かいカットがされていると言いましたが、最後に五つ子が卒業旅行を指差しで決めるシーンでは映画オリジナルのシーンが追加されていました。その点を含めると完成度は全然低いとは言えず、逆に高いと言えます。個人的に1期と2期を全て見た上で映画を見てほしいです。映画だけ見るなら見ないでほしいです。絶対に1期、2期を見てから見てください!
こんな姉妹に愛されたい‼️❓前から、後ろから、右から、左から、上から、下から、あ、六人だ‼️❓
2回目鑑賞のため大幅修正&ネタバレへ移行
大ヒットし、公開から2ヶ月半。2回目の鑑賞を経て感想に大きな変化があったのでレビューを大幅に修正しました。書きたい事、全部書きます。
結末まで追えた事でただただスッキリした、1回目の鑑賞はテレビシリーズ終了以来1年数ヶ月の情報遮断の賜物。
待ちに待った、溜めに溜めたストレスが一気に発散され心の底からスッキリした。
そこから2ヶ月半後に2回目を鑑賞。初見の興奮は無い。頭をリセットさせるのには間隔は長い方が良いが公開終了が近づいて来たので8月8日、連載開始5周年のこの日に観て来ました。(5周年はたまたま)
1回目は誰が花嫁に選ばれるかという、言わば終わらせ方に注目して観た。それは誰かにスポットを当てた見方にはなりにくい。あえて当てるなら気弱で支えたくなる存在でありながら大きく成長していく美玖。だがそんな見え見えの結末になるか?という疑念もあり視点は散り、俯瞰ないしは風太郎視点になりがちであった。
それでも四葉が選ばれた結末は驚きであったが納得も出来た。作品構成上、意外な結末は落差がある程、響くものということもあり、選ばれた後に四葉の心の動きが描かれる。
すべてを知った状態で観る2回目。視点は四葉に固定出来る。自身の想いを隠し風太郎に接し、姉妹を後押しする四葉の視点である。わからず観た1回目とわかって観る2回目。ただの天真爛漫ではないとわかった2回目を四葉の視点で観る「映画五等分の花嫁」は違う作品であった。
自身、大きく変わったのは、1回目泣けなかったのが、2回目は泣けたことだ。四葉の抱える負い目が丁寧に描かれていたのを1度観ていたから、自分の想いを隠し、思い詰める四葉の心に始めから感情移入出来た。
また報われなかった二乃の美玖が抱き合うシーンはテレビシリーズの結末として1回目の鑑賞では一つのクライマックスでもあった。
ここからは1回目も2回目も至る結末はわかった上で観る作品で形を整え、綺麗な着地を目指す。
完全に中野四葉の物語となった。
逃げ出す四葉を追いかけ転倒する風太郎に好きと答える四葉の体勢は1期であったあのシーン。その時は「ウソ」とはぐらかした四葉だったが、今回は「ウソをつけない」と答える。初めから観続けたファンへの心憎い演出だと感じた。
「特別な存在」という枷をはめられ、こだわり、迷い、失敗し、特別であることを放棄した四葉。許す姉妹に対して感謝と負い目を持ち続けた態度は天真爛漫に見えて実は美玖より卑屈だったことの裏返しであったのではなかろうか。
四葉は自室でどう過ごし、どの様な想いを巡らせていたのだろう?テレビシリーズから映画まで、四葉の部屋が描かれた印象が無い。もしかして1度も描かれていないのでは?
諸々、考えを巡らせ、噛み締めた約1年半。思えば2期放送中からNetflixで一気見を始め、最終回で追いつきリアルタイムで映画公開を知った。その後はコミックスをテレビシリーズ分のみ読み、数度に渡りアニメを視聴した。
映画は舞台挨拶ライブビューイング付きで鑑賞、その後映画分のコミックスを読み、五等分の花嫁展にも行った。一連の作品群として多くに参加出来た事を含めて、すごく楽しい視聴経験だったと思います。
そして視聴経験を締め括った2度目の映画鑑賞、やはり四葉が選ばれたことを嬉しく思う。当初、美玖を応援したくなる構成だった。そして作中、美玖を応援していたのが四葉だった。四葉は無意識に自分を投影する対象であったのかも知れない。仕組まれたものなら素晴らしい仕掛けだ。まんまとはめられた。
エンドロールも秀逸だった。アルバムを捲り、振り返り懐かしむ様な手触りを感じるエンディング。あとを引く余韻はほろ苦くも爽やかで一連の作品を締めくくるに相応しいものだった。
本当に良い作品に出会えたことに感謝。大満足です。
2022年8月10日更新
今までありがとう。とても良い作品でした。
始まりから伝わる終わり感。そこだけで、懐かしさやら何やらが込み上げてきて泣きそうになる。
内容を知ってるからか、ラストはこいつだろう、、感が感じ取れてしまった気がする。
文化祭の一人一人分けて描くシーンには全員に惚れた♡
原作から好きで、最後まで映像化してくれてありがとう。一つの作品の終わりを感じてしまい、嬉しさと切なさと色々混じり、、。
とても良かったです。原作読み直してもう1回見に行こうと思います。
今まで本当にありがとう。素晴らしい作品でした。
5つ子サイコー! 楽しかった!面白かった!
完璧でした・・が
五等分の花嫁映画の感想
正直に言うと結構良い、と自分は思いました。入る時には大量の人がいるので気おつけておいた方がいいですね。
そして悲しかった事として、入場特典がもう終了してると言うことですね。1日経っただけで無くなってしまうのは悲しいです。
映画は結構原作よりなので楽しめますよ。
だけど、出来るだけ原作を読んでおいた方がいいです。急展開すぎるので。
あとちょっと所々変わってるんですけどね。
一人一人「○○の場合」って行うのは自分的には好評です。
そして数個作画崩壊?と言える場所がありました。可愛かったんで大丈夫だと思います。
あとなんと言っても
鳥肌→にやけ→感動の無限ループです。
本当に色々な人に見て欲しいって思いました!!
最後のアニメ化が映画の場合
これは正直難しいです。
私はこの作品の原作が好きです。といっても、原作を読んだのは、今回の映画を見る直前なのですが。テレビシリーズはリアタイで追いかけていて、今回映画を観るにあたり、悩みに悩んで読みました。まぁ、原作段階でいくらでもツッコミどころというのはあるわけですが、でも最終話まで楽しんで読んだくらいにはこの作品が好きです。(誰推しとかは変にネタバレになりかねないんで言いませんが...)
ここから長くなると思うので、先に結論を言っておくと、作品を楽しむという意味ではまず原作を読むことをオススメします。アニメは、美味しい所だけ「美味しい」って味わう程度にするのが良いかなぁと思います。個人的には第2期は美味しい所が多くて好きです。
◯映画として
まず前提として、近年ではアニメ以上に映画を主に観ている私としては、この作品に限らずテレビシリーズの続編または完結編を映画にするというやり口にはこれまでもこれからも賛同することはできないです。私にとっては、映画はそれ単体として成立しているものであり、90分程度で起承転結が描かれる事の美しさがあると信じています。そこからすると、今までのシリーズを好きな人のために作られた作品というのは評価しづらいです。作品本編そのものの面白さと思い入れ補正を区別する事が難しく、観る人の個人差を生みやすいからです。
これは最近のMCUなんかが、特に難しいコンテンツになってるなぁと思います。私はドクターストレンジ2は好きなんですが、ワンダヴィジョンは観ていません。これだけでも相当変わると思います。
なので、この映画のレビュー点が高くなる事自体はおかしいとは思わないです。元々好きな人が観に来て「好き」ってなる人が多いっていうのは、そりゃあそうだろうという感じです。勿論、人によって意にそぐわないというのはあるかもしれないですが、基本的には「好きになりたい」って人が来るコンテンツですから、よっぽどの事がなければ評価が劇的に悪くなるというのは起こりづらいでしょう。
ただ、この映画はクオリティが高いかといえば、それは別問題です。
◯私が思う原作の魅力
ザックリ言うと、この作品は一男多女なハーレムラブコメ作品です。
私は大体こういう作品を好きであり続けられるというのは中々ないんです。理由としては3つあって、
1つ目は「誰も選ばないことが多い(または、完結しない)」、
2つ目は「選ばれたヒロインが何故選ばれるのかの(あたかも論理的な)理由づけをすることが多い」、
3つ目は「選ばれるべきヒロインはこの子!と言わんばかりに他ヒロインが持ち上げたりする」
というのがあります。
つまりは、この「五等分の花嫁」に関してはこれが最後まで無くて、さらにはマルチエンディング的可能性を最後の決定打まで貫こうとしてくれた事に感動したんですよね。心底「誰が選ばれてくれてもいい」と思えている、つまり5人ともがメインヒロインであり続けてくれたというのが本当に素晴らしいと思いました。それがまぁ、上手くいってない所もあるなぁと思いつつではありますが。w
さらに、これはハーレムラブコメ方向ではなく、五つ子1人1人の自己確立の話にもなっているため、選ばれない事でお役御免にはならず、それぞれが1人のキャラクターとして一人立ちしているという所をちゃんとやっているというのは凄く好きでした。
◯第1期テレビシリーズについて
私の体感としては、このテレビシリーズ以降で人気がすごく出たという印象が強いのですが、正直驚きでした。
何故かというと、第1期は本当に頭が痛くなるほど、五つ子ちゃんたちが可愛くないんです。「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」も私はリアタイで観てた時は愕然としたものですが、「五等分の花嫁」はあそこまでではないにしても少し思い入れがあっただけにかなり辛かったです。『「可愛い」が重要な作品で何してくれてんだ!』ってなりながら、脳内補正をかけて視聴していた事は今でも忘れません。
あと、私はそんなにグッズは買わない人間なんですが、この第1期のデザインのグッズが展開されてた時期はかなり苦しい思いをしました。カードゲームをやるので、その関係でスリーブが欲しかったりするわけですが、この時期のスリーブには本当に惹かれなかったです。
◯第2期テレビシリーズについて
これは凄い楽しかったです。何よりも全体に施された整形手術。第2期第1話に二乃が初登場したときの「そうこれ!」感は凄かったです。とにかく、第1期はデザインもそうですが、彩色がとにかく観てて辛かったので、もう甘々な私はこれだけで100点です。しかし、さらに第1期以上に1話あたりで繰り広げられる5人の群像劇感が強くなって、1話1話の見応えもかなり上がりました。もう、良いところばっかりです。
◯「映画 五等分の花嫁」について
ようやく本題です。w
まず、疑問なのが「この作品は映画向きなのか?」という事です。結論としては、絶対にテレビシリーズでやった方が良かったと思います。これは、前述したマルチエンディング的側面、つまり1人1人のヒロインのエピソードがそれぞれに確立しているためです。映画の学園祭の話というのは、正に原作のまんま各ヒロインごとの文化祭を順番に描くという構成になっています。つまりは、1本の起承転結ではなく、5話分のエピソードを繋げたようになってるということです。そのため、1連の流れとしての起伏は映画として観た時に歪だと思います。これは最近だと「ザ・バットマン」「シン・ウルトラマン」なんかが同じ事になっていますね。さらに、これは映画の上映時間としての限界で、エピソードがややダイジェスト的で全体に忙しないものになってしまっています。とにかく、間とか余韻ってやつがとことん足りてないなと思いました。
次に、アニメーションとしてのクオリティはどうなのか。これも映画で1800円取るほどかと言われると疑問です。「鬼滅の刃と同じ値段か?」と言われると辛い。キャラデザのクオリティは第2期から上りも下がりもしてないというかんじだと思います。ただ、大画面で観ると、テレビでは気にならなかった(またはそこまで観てなかった)画面内のスカスカ具合が気になりました。これは画角とか見せ方の問題でもあると思います。あと、動きでしょうか。これはですね、学園祭初日のオープニング催し、これで100点です。いえい。
最後に、学園祭後夜祭スケジュール終了直後の話。というか、まぁ1人を選ぶエピソードですね。勿論、誰だったとか言う気はないですし、前述した通り誰であっても私は良いと思っています。推しは勿論いますが...。
ただ、ここに関してはある改変をしています。そこだけは、その他の何を忖度したとしても、私は擁護できないと思いました。
この改変にはいくつか問題があって、1つは重要な「1人を選んだ」瞬間の勢いを失速させてしまっていること、そして、前述した「(あたかも論理的な)理由」になってしまっていることです。幸い、その心中を主人公上杉くんは知らずに終わってくれるので、彼の選択動機ではないのですが、観客はそのシーンを観た時、その構成上そういった因果を見出さずにはいられないと思います。それをできるだけ抑えてくれていたのが原作の美点だっただけに、これにはショックでした。
◯まとめ
長々と書きましたが、思い入れのある作品が完結した感慨深さはありました。いつぞやのEP9のように、「早く出たい」とかも思いませんでしたし、それなりに楽しくみました。
これは本編とは関係ないのですが、私は公開日のレイトショーだったのですが、満員御礼でした。劇場内の久々の光景に上映開始前から、少し感動してしまいました。
以上。ではまた。
五等分の軌跡
映画化?なんで?とは思いましたが、1クールでまとめるにはやや短すぎるし、OVA形式でも微妙、だったら映画にしようという思い切りの良さに感服です。(ただ予告含め2時間半は中々に長いです💦)
アニメ2期の終わりからの続きなので、前提知識が無いとわりかし観る分には厳しいかなとは感じてしまいました。
基本的には文化祭以降の話で展開されますが、その中でも原作には無かった部分も映像化されていて中々に楽しかったです。文化祭での五つ子たちのifのストーリー、特に純すぎて逆に恥ずかしくなっちゃう五月ちゃんのif(実の父親との確執と重いものも背負いつつ)は個人的に最高でした。二乃のダンスシーンも可愛らしかったです。ただこの文化祭も端折る部分はそこそこ端折っているのでそこが気になってしまった自分がいます。(割と重要だった場面もサクッと進んでしまっているのは惜しい…。)
そして四葉に告白する流れから原作の展開に戻ります。ここもきちんと映像化されていて満足です。推し(五月ちゃん)が結ばれないのは心にくるものがありますが、それでも四葉が結ばれて幸せになるのもまた良いなとなんだか親目線で観てしまいました。
結婚式まですっ飛んで五つ子ゲーム(これはやはりそれぞれの声優さんの声に特色があるのもあって見分けるのは簡単すぎる問題は解決されず…💦)やったり、両父親の対話シーンやや多めに描かれており、なんて事ないですがウルッときてしまいました。
締め方も原作準拠ですが、よくできたラブコメだなぁとしみじみ。作画が1期よりは良いのですが2期には劣ってしまっているなと思い少し残念です。
五つ子たちの可愛さを再確認できました。五つ子たちよ永遠なれ!
鑑賞日 5/20
鑑賞時間 18:15〜20:45
座席 G-22
原作見た人は…
まず初めに原作を見た人は円盤が出るまで待った方がいいと思う。
カットか所々入って且つ原作通りなので別ルートを望むなら金を払うにしても最低限の支出で抑えた方がいい。
大画面で声付きの5つ子の可愛さを見たいなら金を払ってもいいと思う。
私はそう思って見た。
また頒布される14.5巻が上映劇場が少ないからかすぐにすぐに無くなっているのもつらい。
14.5巻が欲しくてももう無いところも多いだろうから公式や講談社は14.5巻に追加の設定などを盛り込んで販売してもいいと思います。
5等分の花嫁は好きなので他所の雑誌で賛否があった各ヒロインルートを執筆してほしいと思っているので是非とも15.5巻という名目で販売してもらえるよう興行が増えてほしいと思いました。
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