「どこか遠い場所で」リトル・シングス marさんの映画レビュー(感想・評価)
どこか遠い場所で
良くも悪くも雰囲気映画。
お話の締めかたにもうちょい工夫があれば、評価が跳ね上がったかも。
「No Angels」は「救いなんてどこにもない」って意味で捉えたけど、
警官の、個人的な責任感ってとこから飛躍は見られなかった。
どうしても「SE7EN」と比べられる作品だと思う。
敗因は誰にも共感させなかったことだろうか。
あちらは人間だれもが持つ原罪について。
こちらは警察官が抱くトラウマについて。
そこの一般化をしなかったからこその「怖さ」はあるものの、
どこか遠い場所で起きていることを客観視している感じだった。
コメントする