「テレビ版と演出が異なりテレビ版の楽しさがない」映画ざんねんないきもの事典 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
テレビ版と演出が異なりテレビ版の楽しさがない
総合:50点 ( ストーリー:60点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:65点|音楽:65点 )
偶然テレビをつけると、ざんねんないきもの事典をやっていて面白かった。それはいきものが人間臭く軽い調子で会話をしたり、わざわざ番組で特定の動物用の歌を作って歌っていたのが独特であったから。
そこで映画版があるのを知り観てみた。ところが第一話はオーストラリアのコアラ版は全く演出が異なっていて、ただの子供向け番組になっていて大人が観るには幼稚すぎた。
これは外したかと思いきや、第二話のペンギン編になってからペンギン達がテレビ版同様の軽口を始めて面白くなった。
第三話もこの調子でいってくれるのかと思いきや、またテレビ版とは全く違う演出で普通の子供向けな内容で、第一話よりも少し対象年齢が上がっているくらいの話。
そんなわけで第二話以外はテレビ版とも自分の期待とも異なるもので、たいしたものではなかった。子供が観るにはいいのではないでしょうか。それにしてもどうしてこんなにテレビと違う内容にしてしまったのか、どこを狙って制作したのか、残念です。
終了時の制作者の一覧を観ていて気がついたが、第二話のペンギン達は1人だけで全役の声の担当をしていた。どうりで声を電子的に変えてあるわけだと思ったが、そんなに予算がないのか、自分1人だけでやりたいのか知らないが、想定していなくて驚いた。
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