劇場公開日 2022年9月9日

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靴ひものロンドのレビュー・感想・評価

全27件中、21~27件目を表示

3.5大人の事情は子供に関係ない

2022年9月14日
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Oyster Boy

2.5壊れて捨てるもの

2022年9月13日
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悲しい

難しい

幸せ

クソ夫の浮気で壊れた嫁と壊れた家族の話。

1980年代初頭いつもと様子が違う旦那に話を聞くと別の女と関係を持ったと告げられて…。

見事なクソ男が切っ掛けとなり、嫌な女になってしまった嫁の悲劇と、そして子供たちの戸惑いと、俯瞰してみると何をみせられているのかとも思うけれど、数年後の娘の様子はなかなかですな。

そんなことを思っていたら現在のパートになり荒らされた家といなくなった猫と…そして又過去の話でどういうことか?

とりあえず1度壊れたものはもとの形にはならないし、そんな環境で育った子供たちにも知らず知らず刻まれるものはあるし、なんてことをみせつつのブラックなコメディということで。

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Bacchus

4.5結婚とは、家族とは…を問う作品

2022年9月13日
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巧みな伏線回収と時系列をシャッフルした展開が魅力的であっという間の100分だった。
本作のテーマは家族、不倫、結婚と恋愛の違い、親としての在り方…などなどいろいろ含まれている。
一番の被害者は子ども、一度は家族を捨てて愛人を選んだ父がまた戻ってきた。
一度壊れたものを修復することは不可能に近い。大きく傷ついた家族、ましてや子どもの心には深い深い傷が刻み込まれていて、ラストはそれが大きく浮き彫りになる。

浮気や離婚は夫婦の自由、だけど子どもを巻き込むのは違うよね。そういったメッセージが感じられる。
社会的システムである結婚とは、夫婦とは、家族とは何かを今一度考えさせられる作品。

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あさき

3.5なんだか不思議な魅力の映画だった 最後も良し どうでも良いことだが...

2022年9月11日
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鑑賞方法:映画館

なんだか不思議な魅力の映画だった

最後も良し

どうでも良いことだが、

夫婦どちらも、年取ってからの方が美形だった

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jung

3.5良い意味予告編に騙された

2022年9月11日
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鑑賞方法:映画館

浮気をして家族から愛想を尽かされ別居、子供との触れ合いを通じて絆を取り戻す、的なストーリーを勝手に想像していたけれど、全くの別物!
痛快ではないがシニカルな展開の連続で、エンディングは予想外だった。
ただ、途中唐突にシーンが切り替わり「この人誰?」と戸惑うのだけれど、その後回想シーンやら何やらで回収され、なるほどね~と理解できる構成がなかなか見事だと思う。
それにしても思うのは、浮気や夫婦別居だけでは子供はネジ曲がらないけれど親の愛が感じられなかったり恨みつらみの感情が子供に伝わるのだろうな。
ラストは因果応報で皮肉な笑いが浮かぶし、途中の宅配女子のシーンが効果的!
見応えのある一作でした。

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ニコラス

5.0よその家族のことは笑える

2022年9月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

構成が自分好みで面白かった。時間軸を動かすと同時に各シーンでのメイン役も換えている。そのメイン役が女性(ヴァンダ、リディア、アンナ)の時、彼女たちは思いを語り感情をガンガン出す。一方で男(アルド)は「知らない、わからない」と言いつつ言わなくてよかったことを言う。それも「語る」でなくて単に「描写」。責任も感情もない。年とってから初めて感情丸出しで叫んだけど写真の件でとっちらかっただけだろう。あの秘密箱、箱根の寄せ木細工みたいだった。そしてポラロイドカメラ!「鍵」(市川崑監督)でも活躍してたなあ。

アンナの言葉「母親みたいになりたくない」、父親の恋人を美しく素敵だと思いそっちの方に行きたいとおもった気持ち、とてもよくわかる。そういう感覚がイタリアにもあるんだと新鮮だった。ロルヴァケル出演の映画はまだ数本見たに過ぎないが、この作品の彼女は華があってヘアメイクも服も靴も美しくエキセントリックでしつこい役が素晴らしかった。いい女優であることを実感!

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talisman

5.0イタリア映画が好きな方はぜひ。いろいろな工夫が。

2022年9月4日
PCから投稿

今年263本目(合計539本目/今月(2022年9月度)6本目)。
「シネマカフェ」さまのご厚意で1週間前倒しでオンライン試写会に当選しました。
よってネタバレになりうる記述や採点対象は一切はずします。

 ※ 原題の Lacci はイタリア語で「ひも」という名詞であるようです。

日本ではまだまだ珍しいイタリア映画。ある家族の「崩壊」(「再生」ではない)を描くので、どうしても趣旨的には暗めになってしまいます。
ただ、ストーリーを支えるのがこの映画の描写の工夫で、ちらっと出る猫(けっこう可愛い)のほか、イタリアといえばファッション、いろいろな色使いが映画内で色いっぱいに出ます。

もともと原作小説がある(ここの紹介参照)以上、ストーリーにはそう必要があるため、展開の暗さは仕方がないにしても、イタリア映画という工夫でその「暗さ」を十分にカバーした印象です。

イタリア映画ですが、イタリア文化に関する深い知識は要求されないです(セリフは全部イタリア語ですが、日本語の字幕はちゃんと出ますし、日本語も変ではない)。

「靴ひも」とあり、オープニング直後、靴ひもはちらっと出ます。「靴ひも」に着目した映画というのも珍しいですが(ただし、原作小説は「靴ひも」)、この「靴ひも」が何を意味するかは、映画を最後まで見るとわかります。

一般指定なので不穏当な描写はないし、PG12かなぁという点も一切ないところです。家族そろってイタリア映画好きというご家庭は少ないと思いますが、当該週迷ったら推せる一作です。

採点対象にあたっては減点対象にする点がなにもなく、「ややわかりにくいかな…」という点はあるにせよ、どうしてもイタリア映画はマイナーな存在で日本では文化の浸透度が低い現状、映画だけにその責任を問うのはどうかとは思いますので、減点なしにしています。

 (ぼやき) 大阪市には、特にフランス・イタリア映画を多く流す「テアトル梅田」という映画館があるのですが、今月末(9月末)をもって閉館になります。大阪市で「フランス・イタリア映画を見たい」と思ったらここだったので、日本第二の都市という大阪市で、10月以降にフランス・イタリア映画がどうなるのか…は気になるところです。

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yukispica