「何かを得ようとしても、何も得られない映画」靴ひものロンド Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
何かを得ようとしても、何も得られない映画
なかなか評価が微妙で、自分も見て楽しんだのか、そうでないかも、うまく表現できない。退屈はしなかったが、感動はしていない。夫がなんともつかみ所のない男で、なぜモテるのか分からないが、煮えきれないのがヤキモキするものの、愛人がセクシーなので、あれだけ美人だったら、そりゃ迷うよなと変に納得もしてしまう。(私もバカな男だから。ただ彼のようにはモテない。)確かに現実に気持ちを殺しあって牢獄のような家族は結構あると思う。だから、あんな最後もありかとは思うが、途中から展開は予想できてしまった。私は妻役のロルヴァケルが大好きで、あんな美人を邪険にできる夫にイマイチ感情移入できなかったことも、ストーリーを楽しむのに邪魔をした。
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