「普通の映画の冒頭部分を本編にしてしまった」ロックダウン・ホテル 死・霊・感・染 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5普通の映画の冒頭部分を本編にしてしまった

2021年7月3日
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釈由美子が「カカカッ」と苦しそうにしているところから始まるのですが、ほぼ全編そんな感じで、今起きてる現象がパンデミックなのかホラーなのかサスペンスなのか分からないままエンドロールに突入、最後になんか真相らしきことが明かされるのですが支離滅裂で何を言いたいのか全然分からないまま終わるという映画。
普通ここから始まるんじゃないの!?
ずっとうめき声あげてる人を映しつつ時々超常現象起きるし、ウイルスが蔓延しているのかホテル限定のテロ事件なのかどっちなんだよとか、犯人国なのかテロ組織なのかどっちだよとかもうストーリーが破綻しているのにクライマックスシーンではまさかのフレーム外で「放してよ!」のセリフだけであっさり戻ってくるし、ひどすぎて観ていて頭が痛くなっていました。
遠く離れた座席のおじさんが寝息立てていたのが聞こえるくらい場内静まりかえっておりました。

しかしモータルコンバットの浅野忠信といいゴジラの小栗旬といい、今作の釈由美子といい、最近の日本人はハリウッド映画に出るともれなく白目にされるのかよ!

ガゾーサ