「リリー・フランキーの演技がすべて!」コットンテール レインさんの映画レビュー(感想・評価)
リリー・フランキーの演技がすべて!
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シンプルな話だが、
リリー・フランキーの一つ一つの表情によって成り立った映画であり、
それらがすべてを言う、ような感動作。
妻と同じ世界を共有する時の表情、妻を思い出す表情、喪失感あって心のどっかが空っぽになった表情、イギリスの家庭でちょっとした楽しいことがあったときの表情...自然なのに人間性が分かるような重みのある演技だった。
それに加えてイギリスのきれいな景色も見れるロードムービーにもなり、旅の終点に兼三郎が探した湖があった。
と思わせつつ、
家族みんなで絶景を目にしたり、ラビットを追ったりするシーンから、まだ旅も人生も終わりなく、すぐそこに存在する今を手放してはいけないような気分になった。
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