「分かりやすいタイトル(邦題はまたも説明臭い)のまま沈んでいく…」底知れぬ愛の闇 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
分かりやすいタイトル(邦題はまたも説明臭い)のまま沈んでいく…
"言わなくても伝わる"という甘えも"今さら"という諦めも、一方でジェラシー作戦"構ってちゃん"も、行き過ぎると傍迷惑!赤の他人がヒドい目に遭うことになるので御用心
退屈そうに始終ふくれっ面ベン・アフレック & いつ見てもかわいく美しいアナ・デ・アルマス、一時期世間を賑わせたスターカップル交際のきっかけ = 相手をコントロールしたい嫉妬の気持ちと理解され難い趣味を持った夫 vs コントロールなど到底できない自由奔放で魅力的な妻。夫婦間のミスコミュニケーションあるいは歪んだ愛情表現が周囲に被害者を出しまくる...可哀想にドンマイ。
これは新たな"カップル/デートで見てはいけない映画"の誕生ではなく(むしろ)"愛情表現下手くそ/倦怠期夫婦に見てほしい"とオススメしたい作品だ?!『危険な情事』エイドリアン・ライン監督お得意・十八番、大人のエロティックスリラー。監督が久しぶりでも自身の得意分野な風合いを損なっていないことを感じさせる。けど途中すごく眠くなったし、そもそもこの監督の作品どれもそんなに好きでないことを思い出す。睡魔とともに何処か夢見心地な停滞感。
パーティーの場で言った悪い冗談、"マーティン・マクレイを殺した"男。旦那の前でも開けっ広げに若い男と関係を持つ妻は飲んでばかり。若き日のヴァル・キルマー似はじめ次から次へととっかえひっかえ。袖捲りのイメージありすぎるベン・アフレックのキャスティング配役にも意味があるパワープレイ、怒れる巨体。妻だって男連れてきたらどうなるか分かっているはずなのに…と共犯に思えてくる。終盤まさかのチェイスシーンには笑った。予測変換め!やっぱり子はかすがい。祝杯。
友人役は『ゲット・アウト』"セックス・スレイブ!"の人?
勝手に関連作『地獄の警備員』『ゴーン・ガール』『シークレットウィンドウ』