劇場公開日 2021年6月12日

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「想定通りのしょうもなさ」アフリカン・カンフー・ナチス 因果さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0想定通りのしょうもなさ

2022年11月7日
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想定通りしょうもないZ級チャンポン映画だった。『片腕カンフー』や『酔拳』や『少林寺三十六房』といった著名なカンフー映画へのオマージュがふんだんに、なおかつ大味に散りばめられており、その清々しいまでの出来の落差がかえって清々しい。ただ、全編を通じて面白いかと言われれば首肯しがたい。ナチスネタと日帝ネタを絡めた武闘シーンや間の抜けた修行シーンなどが局所的に笑いを誘発することはあっても、全体としてはやや緩慢な印象だ。まあ、でもアフリカ映画のスピード感って大体これくらいだよな。先進国的な映画作りに陥らず、ガーナに対して最低限の畏敬を示しているところには素直に好感が持てる。

因果