ナポレオンと私のレビュー・感想・評価
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武田梨奈さん、がんばってますね!
ゲームアプリのキャラを元にした作品。この手のものは、ゲームのキャラであるナポレオンが目の前に現れたといっても、特に根拠があるわけではない。ゲームのキャラが目の前に現れたら、おもしろいだろうなというノリでつくられることになる。
よくあるグダグダ感は少なく、面白くまとめているとも言えるが、子供時代の暗い思い出を回想したり、ナポへの思いを葛藤するシーンは、ちょっと余計に感じる。
この映画のつくりでいくと、ドジでまじめで不器用なアラサー女子のラブコメでいいと思う。
空手やアクションのイメージのある武田梨奈さんが、明るく可愛らしい女性を演じるからこそ魅力を感じる。
満点でも、星3つぐらいの作品なので、単純なストーリーで、武田梨奈のキャラで押し切ってほしかったですね。
まあでも、アクションだけではなく、ワカコ酒やこの作品のような、ごく普通の女性を演じられることは素晴らしい!
ますますの活躍を期待します!
ある意味、貴重な作品かもしれない
こういう映画もたまには悪くない。毒にも薬にもならないが、ほのぼのしていい気分になる。能書きみたいな台詞が多めで、シーンが少なめなのは予算の関係だろう。それでもヒロインの武田梨奈はよく頑張った。喜怒哀楽の表情をわかりやすく演じるのは、この手の作品の王道だ。
スマホゲームの王子キャラクターが現実に登場するためには、スマホゲームらしい古い価値観が必要になる。女性の結婚願望と、結婚だけが幸せではないという意識、仕事はまじめにやって会社の利益を出すことが自己評価につながるという仕事人間的な価値観、二股や不倫は悪いことだという錯覚。そういった、やや古めの価値観が本作品の底流にある。
時代はすでにそういった価値観を昇華させつつあるのだが、スマホゲームにはまだ新しい価値観によって勝ち負けのない世界に対応するだけのスキームがないのだろう。というか、スマホゲームのほとんどが勝ち負けによって最終評価が決定されるのであれば、時代はもはやスマホゲームを淘汰しつつあるといっても過言ではない。
本作品のようなゲームからのファンタジーは、そろそろジャンルとしての終焉を迎えるのだろう。ある意味、貴重な作品かもしれない。時間つぶしには有用だった。
ストレートな脚本
武田梨奈が主演だから観にいったの。舞台挨拶会で始めてナマで観たら、予想以上に綺麗で可愛くて驚いた。失礼ながらスクリーンの中より実物の方が綺麗。
ただこれは役どころもあって、今回もイケてないOLの役なので、衣装も髪型もメイクもわざと気合入れてないんだよね。
濱正悟はルパンブルーで知ってて、今回もイケメンの良い演技だった。もうこれは工夫のしようがないのでしょうがない。
染谷俊之も普通の演技だったけど、この人、舞台挨拶での仕切りがめちゃくちゃうまくて面白かったから、色んなイベントに出て欲しい。
そして話は、イケメンアプリの中からナポレオン・ボナパルトが出てきたっていう、あり得ない設定で、それが人生に迷うOLを助けるっていう安っぽい話なんだよね。どうやっても格調の高さとか、何かで唸らせるとかないんだけど、その中で脚本がしっかりしてた。
クライマックスでの『なんでお前は笑ってないんだ』とか「なるほど」と思ったな。
映画館へ行って、お金を払って観る作品かというと、少し違う気がするけど、時間が空いたときにDVDで観るならすごく良いと思ったよ。
武田梨奈がイマイチ
WEB制作会社で働いている28歳の春子(武田梨奈)は、同僚たちの結婚で焦りを感じながらも、恋愛に縁の無い日々を過ごしていた。そんな時、同僚に勧められて恋愛ゲームをインストールすると、画面の中のキャラでイケメンのナポレオンが中から出てきて春子の前に現れた。春子が幸せを見つける手助けをするために現れた、というナポレオンに、春子が励まされ勇気をもらい自分を磨いていという話。
ファンタジーラブコメってところで、そこそこ面白かった。
春子役の武田梨奈が髪を後ろで束ねてた時の顔が泉ピン子に似てた。同僚や後輩の方がましで、もっと可愛い子を主人公にすれば良いのに、と個人的には思った。
ナポレオン役の濱正悟は役作りもなかなか良かった。
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