「シンメトリー」最後にして最初の人類 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
シンメトリー
映画.comの配信で見てみた。スマホなので画面は小さいが、見られただけで良かった。
ヨハン・ヨハンソン、アイスランド出身の音楽家。メロディアスというより、重低音のロングトーンのイメージ。石の建造物をひたすら撮る。白黒で攻めた構図には、緊張感がある。なんだか、写真展にナレーションとBGMが付いた趣き。これは眠くなりますな。でも、とにかく美しかった。左右対称の構図がけっこう多く、下手したらやりすぎになるが、やはり堂々として見える。
映像をただボーっと見ていたら、「コヤニスカッティ」を思い出した。あまりにも昔に見たので、ところどころしか覚えていないけど、自然や建造物をひたすら映しているところが似ている。「コヤニスカッティ」も音楽が独特だったんだよなぁ。
語られる内容は、原作があるそうだが、テッド・チャンの作品からもインスパイアされてるような気がする。「あなたの人生の物語」、「バビロンの塔」が混ざったような。一応、図書館に原作があったので借りてみたが、読み切る自信は全くない(笑)。
ヨハンの息子ヨハン(アイスランドには苗字がないので、父の名に息子の意味のソンを付ける)、なんで死んじゃったんだろうね。もったいない。まだまだ働ける年なのに。残念。
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