「想像力全開で立ち向かう。」最後にして最初の人類 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
想像力全開で立ち向かう。
カッコいいポスターに釣られて見てしまった。
監督兼作曲家なので70分の壮大なMVと見ることもできる。曲は素晴らしく爆音の没入感はかなり気持ち良い。
そう言えば曲というか言葉というか気に入って「メッセージ」はサントラ買ってた。本作が遺作になってしまったのは残念。
絵はユーゴの自然のなかに取り残された巨大なモニュメントや建造物、彫刻を色んなアングルで舐めるように撮っている。 それが時として理解を超えた生物に見えたり、巨大なエイリアンの宇宙船や、2001年のモノリスのように何かを語ってる感じがする。汚れたディテールさえ遥か彼方からものすごい時間をかけて我々に届けられるメッセージにみえる。
ティルダ様は遥か未来の人間(かなり種類がわかれ、形も今の人間とは違うらしい)で我々に警鐘を鳴らす。
しかしその「滅び」はどうやら避ける事は出来ないようだ。
印象として2001年や、タルコフスキー観てる感じ。
ちょっとウトウトしながらも想像力全開にすると極上のトリップが味わえる一品。
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