「青田が一番天才って話でよかったですか。」ミュジコフィリア はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
青田が一番天才って話でよかったですか。
作曲家として将来を嘱望される兄が、才能があるのに音楽に向き合わない異母兄弟の弟に嫉妬するってストーリーと思いきや、お互いにバッチバチに嫉妬し合って兄弟喧嘩する話でした。しかも2人共めっちゃ自分勝手で性格悪い。
高慢ちきでオレ様で周囲を見下す言動のオンパレード。しかし一方で有名作曲家で今は亡き父のモノマネに過ぎないと揶揄される兄と、芸大の美術学科に入学するも音楽への未練タラタラでたまたま触れた現代音楽に中途半端に関わってゆく弟。もうどっちにも好感が持てない。その上、よく分からん展開。誇張し過ぎの京都弁。突然歌い出す松本穂香。誰の何の映画やったんか最後まで分からないままで終了した。
ただ救いは青田パイセン。もうめっちゃおもろくて、これならずっと青田の学園生活見てた方が楽しめたかも。阿部進之介が抜群でした。それにしても進級試験てほんまにあんな感じなんやろか。キングオブコントの予選会でも見せられてる気分でした。
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