「これは昔話ではない。つい最近の戦後の話だ。」ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
これは昔話ではない。つい最近の戦後の話だ。
これは難しい。この映画は、なんと評価したらいいのだろう。
彼女は幸福を望んでいたか?答えはノーだろう。
彼女は死への階段をのぼりながら、生きるためではなく、死に場所を求めて生きていた。
そして、歌を歌い続けた。
彼女の人生は、誰かを幸福にしたのだろうか?
幸福の意味を知らない人間が、人を幸福にすることができるのだろうか。
彼女の歌は、彼女の死後も残った。
それは、とても悲しい歌だ。
心の叫びの歌だ。
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