「戦争風刺のコメディ」エースの中のエース りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争風刺のコメディ
第一次世界大戦でフランス空軍のパイロットだったジョーはその後ボクシングのコーチとなりフランスチームを率いて1936年、ナチス政権下のドイツでのベルリンオリンピックに参加する事になった。ドイツに向かう列車の中でユダヤ人の少年をベルリンの祖父の元へ送り届けるよう依頼されたジョーは、最初は渋々だったが、途中から正義感にかられ、オリンピックそっちのけでユダヤ人たちをドイツ国外へ逃がすことに協力し、オーストリアへ脱出しようとアルプスの国境を目指すが、方角を示す看板が反転しててドイツのヒトラーの別荘にたどり着いてしまった。さてどうなる、という話。
第一次世界大戦で戦ったドイツ空軍のパイロットが良い仕事しててほっこりした。
ヒトラーと姉アンゲラの2役を演じたギュンター・マイズナーの仕草と顔芸が面白かった。
まだ第二次世界大戦は始まってないけど、ユダヤ人への迫害は始まっていたようで、ジョーの正義感とコメディアンなみの面白さは格別だった。
劇場で観れたことに感謝です。
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