「秀吉ディスり」真夜中乙女戦争 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
秀吉ディスり
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キンプリの永瀬くん主演ということもあり、女性ファンがとても多くて、ちょっとだけアウェイを感じました笑。
今作の魅力というか狂っていたポイントとしてはカメラワークです。邦画ではあまり見たことのない縦横無尽に動き回るカメラワーク。登場人物の視点や、見上げた、見下げた視点、重力が反転したり、手持ちカメラになったり、とにかく1人の人物しか映さなかったりと、これでもかというくらいの拘りをスクリーンで味わいました。これ三半規管弱い人目回るんじゃないか?と思うくらいの揺れでした。4DXに乗っても楽しめるんじゃないかなと思うくらいで、ここだけでも元を取れました。
内容は華やかな大学生ライフと相反するものをサークルという名の宗教じみたもので描いているのも面白かったです。ただ、東京爆破に向かうというものを筋にストーリーを進めていることもあり、なんだか上辺だけの描き込みになっているなと思ってしまいました。どこかアート系の映画を彷彿とさせるような「考えるな、感じろ」を体現しているようで、そこに追いついていけなかった自分がいました。終盤になるに連れて尻すぼみになっていきますし、ラストの消化不良感は否めませんでした。
演技に関しては文句なしに良かったです。全員にどこか怪しげな雰囲気が漂っていて、目標に向かって狂っていく様子も素晴らしかったです。池田エライザさんの可愛らしい演技もも映画全体を飲まず飲まれずなのも良かったです。
どこか日本映画らしくない展開についていけるかどうかで評価が大きく変わる作品だと思います。斬新な作品を見れたので個人的には中々の満足でした。
鑑賞日 1/21
鑑賞時間 16:20〜18:25
座席 I-14
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