20歳のソウルのレビュー・感想・評価
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青春キラキラ道徳映画
序盤はまぁまぁ落ち着いて見れたのですがストーリーが進むにつれて段々息苦しくなってくるくらい地雷でした。私が勉強不足だったせいでもあるのですが、私が求めているものと映画が供給してくるものがずれ過ぎてほんとに吐きそうでした。
主人公が練習中険悪ムードにたえきれず屋上で旗を持ってみんなで叫んぶところは変だし、コンクール終わった後にあんなところで大合唱してたら邪魔になりますよね?大学生になったとたん急に可愛い彼女がポエム言いながら出てきて敬語口調でイチャイチャしてる場面は地雷すぎて叫ぶかと思いました。また、癌が再発した時も急に1人劇始め出して絶望してるんだなと思ったら爆速で立ち直って謎でした。
邦画ってなんでみんな揃って悲しいシーンで泣くんでしょうか?わかりやすい演技にしてもあんなしつこいと冷めます。君膵は泣けたけどこれはどこに泣くところがあるかわかんなかったしなんで周りが泣いてるのかも理解できませんでした。
内容は好みじゃなかったけど演者と画面はよかったです。ポカリスエットのcmみたいな感じ。あと最後に、エンドロールの無駄なオフショットは要らなかったと思います。
多分私にキラキラ青春の耐性がなかったのがいけなくて本当は普通にいいお話だったんでしょうね。みんな泣いてたし…邦画の感動系はもう見ないことにします。
この映画が好きな方には不快な思いをさせて申し訳ありません。
うまく説明できないのですがこれで感動するのはちょっと違う気がします。もっと映画みて勉強してきます。
命よりも大切なものとは何か
序盤に主人公の大義君の親友が校舎から身を投げ出しそうなシーンがあって、その姿に同じ年頃で他界された息子の同級生を重ねてしまい、最初からひどく動揺してしまった。最後まで観れるか不安が頭をよぎったが、映画公開前にラジオで聴いた幻冬舎の見城徹さんと秋山監督の話を思い出し、深呼吸して席に座り直した。大義君の病気が発覚する場面では、母親なら代わってあげたいと思うやるせなさを感じ、手術が成功したシーンでは、自分自身が病気から生還したときの気持ちを思い出し、生死にまつわるあらゆることを考えさせられた。市船soulのリズムは、魂を突き動かされるような前向きになれるメロディ。一度聞くと頭から離れない。大義君が彼女と二人きりの病室で、死にたくないと本音を漏らして涙を流すシーンは、無念さが痛いほど伝わってきて胸が掻きむしられた。何でもない、同じような毎日の繰り返しがどれほど幸せなことか。健康なときはなかなか想像出来ない。でも、大義君の「幸せになろうとするから不幸になる。ただ生きてるだけで幸せなこと」という趣旨の言葉がそれに気づかせてくれる。大義君はそれを悟って守り神のような存在になったんだと思った。自分に価値をつけるために一生懸命になるのはとても素敵なことだけど、生きてるだけで価値があるということも忘れずにいたい。いつか必ず死ぬ自分の命を、命よりも大切なものに使っていきたい。今を生きると決めて迷いを断ちきりながらいきたい。そんな想いにさせられた。エンドロールに流れるJasmineは讃美歌みたいだった。音楽と一緒に、TVで拝見した原作者の中井由梨子さんの情熱もスクリーンから伝ってきて、観終わってからしばらくは席から立ち上がれないほどだった。この映画は755というsnsから知って、そこでの奇跡も感じた魂に響く映画。
吹奏楽部の思い出が甦りました
元吹奏楽部なので、吹奏楽部が絡む映画だったため、見に行きました。
やっぱり、吹奏楽に打ち込んでる姿を見るのっていいですね。
あと、いろいろ細かく吹奏楽部あるあるも詰めこまれてて…特にダメ金だった場面では自分の吹奏楽部時代を思いだし、ほろり涙が出ました。
あと、佐藤浩市さん演じる高橋先生、人間味溢れてていいですね。
後半は闘病生活に入りつつ、音楽に打ち込んでるいる様子が描かれてますが、特に主人公のお母様役の尾野真千子さんが、本当にお母様を演じられていて、ずるいくらいうまいなぁと。
あと、主人公の友人役を演じる佐野晶哉さんの演技がすごくよかった。高校生の少し面倒な思春期をうまく演じてました。
あと、マーチングドラム、うまいです。正直、俳優さんが叩くドラム期待してなかったのですが、なかなかのクオリティでびっくりしました。
佐野晶哉さんは正直存じ上げませんでしたが、将来いろんな作品に出てくるんじゃないかと思わせる若手俳優さんですね。楽しみです。
羨ましい青春。
前途有望な若者が不治の病に襲われて病に負けてしまうけど、夢や心指し(あえてこの漢字)は友達や後輩が受け継いで行く、という話。
よくある話だし、斬新なこともない。盛り上がりもないし、半分は想像だと思う。
原作があって、死んでしまった本人が書いたのではないから。
周りからの話しと周りから見えた彼の話し。
友達という宝物を得て、人に愛されるキャラクターが良かったんだと思う。
素直に言えば、素晴らしい青春が送れていて羨ましい。
残せるようなものを、伝えられるようなものを伝える術があって羨ましい。
ちなみに地元なので展示会を先に見ており、
ああ、あの展示物はこれか……と繋がりました。
実在の人を描く事も青春系も涙を誘う内容も元々は苦手で避けてきました...
実在の人を描く事も青春系も涙を誘う内容も元々は苦手で避けてきました。
出演する俳優さんをきっかけに、この映画を知り久しぶりに映画館へ見に来ました。
正直俳優さんを目当てに行ったので、内容に期待は少なかったのですが
舐めていました。
一人の青年の人生に心打たれて、20歳の子に背中を押されるとは
思ってもいませんでした。
ネタバレあり
前半の高校生活は本当にそこに自分も存在して
一緒に青春を歩めるようでもあり
いい大人なので、そういう葛藤あるよな
なんて懐かしい気持ちにもなり
いろんな視点でみれて
本当にキラキラとした青春を味合わせて貰えて
ここまでだけでも、映画序章にありがちな
飽きるというよな事はなく
単純にいいなと思い見ていました
(桜が嘘みたいに綺麗で素晴らしかったです)
中盤から後半にかけては
闘病生活でしっかりと闘病の姿が作り込まれていて
苦しさを感じました。
そんな中でも必死に音楽と生きる大義くんの姿に
見ている方が、神様って本当に不平等だなと
悔しさややるせなくなりました
亡くなってしまってからの葬儀では
高校生活や彼の人望により
みんなが彼のために何かしたいと
動く姿に本当に感動しました。
母親役の尾野真千子さんと
高校の顧問役の佐藤浩市さんの演技が素晴らしく
お二人の演技に気付けば涙が流れていました。
本当に素晴らしかった。
是非、いろんな方に見て欲しいです
明日から頑張って生きようと思える作品でした
実話だから言いにくいのだが・・・
泣いた。
たしかに、泣いた。
ただ予告以上のものは無かった。
脚本も事実に忠実に書かれている。
この映画のコンセプトは浅野大義君の人生を事実に忠実に描くことだったのであろうからモヤっとするものの納得は出来る。
最初は、これは泣かないかなと思いながら佐藤浩市さんの力演で泣かされた。
本当に佐藤浩市さんの映画。
神尾楓珠さんも「彼女が好きなものは」ではとても素晴らしい名演をしていたのだが、、、
脚本と演出はその素晴らしい素材を活かしきれてないように思う
浅野さんって本当に素晴らしい人だったんだなと。
最後の曲はアーティストさんの主題歌じゃなくて大義さんが作曲した曲で締めてほしかった
【”生きているだけで、幸せなんだよ・・。”と病を抱える青年は優し気な眼で言った。市立船橋高で受け継がれる応援曲“市船soul"を作曲した青年を描く。日々健やかに生きる”幸”を感じた作品でもある。】
ー ラスト近く、大義の葬儀に駆け付けた164人の社会人になった、且つての仲間、後輩たちが彼に向けて“市船soul"を演奏するシーンは、涙を堪える事が難しい・・。-
◆感想
・前半、大義(神尾楓珠)が、吹奏楽への情熱を失った親友を励ますシーンや、野球部のレギュラーだったのに怪我の為に応援団長になり、肩を落とす友人に対する接し方や掛ける言葉が素晴しい。
ー 彼の、ポジティブで優しい人間性が発露しているシーンである。故に彼は友人達や後輩たちから慕われていく。葬儀の際に、164人もの仲間達が駆け付けた事も、良く分かる。ー
・大義が音楽教師になるという夢を持って、何事も前向きに捉え、生きる姿も印象的だ。
ー 病に侵されてからも、気丈に振舞い、担当医からも”強い子ですね・・”と言われる大義。
だが、病は進行して恋人(福本莉子)の前で、初めて”死にたくない、生きたい・・”と泣きじゃくる姿。そして、一人病院の屋上で”何で、俺が・・。何か悪い事をやったのか!”と慟哭するシーンも・・。人前では弱音を見せないが、心許す恋人の前では・・。哀しいが、心に響くシーンである。-
・吹奏楽部の仲間だった女性が妊娠をし、”どうしたら・・”と言った時に、彼が優し気な眼で言った言葉も忘れ難い。
”生きているだけで、幸せなんだよ・・”
■吹奏楽部の顧問の高橋先生を演じた佐藤浩市さんや、母を演じた尾野真千子さんの確かな演技が、この作品を支えているのは、間違いないであろう。
・病が進行する中、大義がオリジナル曲、”ジャスミン”を完成させ後輩たちが演奏会で自らの曲を演奏する姿を車椅子と眼帯をしながら、満足そうに見る姿。
ー ”自分がこの世から居なくなっても、曲は残る。自分の想いは受け継がれる”と大義は思いながら聞いていたのではないか・・。-
<哀しき実話に基づいた物語ではあるが、私は途中から”この作品は人間賛歌を描いた作品ではないか”と思いながら観ていた。
身体は病に斃れようとも、信念ある心、想いは受け継がれていくのだな・・、と思ったのである。
過ぎ行く忙しき日々を送る中で、つい忘れがちになってしまう”健やかに、大切な人達と生きている幸い”を思い出させてくれた作品でもあった。
この作品を世に出した映画関係者及び浅野家の方々には、心から感謝申し上げたい作品である。>
観終わってから実話と知った
市立船橋高校吹奏楽部でトロンボーンを担当する浅野大義は、顧問である高橋健一先生に影響を受け部活に励んでいた。そんな時、大義は野球部のためにオリジナル応援曲の作曲に挑戦し、市船soul、を完成させた。それは非常に評判が良く、演奏すると勝つ、という神曲になった。その後、高校を卒業した大義は、高橋先生のような音楽教師を志し音楽大学へ進学した。しかし、そんな大義はガンになり、抗がん剤治療や何度かの手術を乗り越えたが、力尽きて亡くなった。という話。
何の前情報もここの紹介も読まずチケット買って劇場に入ったので、抑揚のない平凡な作品だなぁ、と思って観てたら、最後に実話だったんだと知った。
だから、派手な演出や臭い感動話にしなかったんだなと納得した。
大変マヌケな観賞経緯もあるが、どう評価すれば良いのか難しい作品。
楽しくも面白くもなく、涙が流れるほどの感動作でも無い、実話の再現だから。
福本莉子もそんなに活躍しなかったし、佐藤浩市と尾野真知子の演技はちょっと大袈裟だったが良かった。
やっぱり希望の物語。
何気なく暮らしている日々が突然断ち切られる経験は、コロナ禍で日常茶飯事になってしまった感があります。そういう時代だからこそ、この作品がズシンと響いてきました。
明日も変わらず一日が送れる保証なんてない。
だから、今この瞬間を大切に丁寧に、弱い自分から逃げずに向き合う…それが『生ききる』ことに繋がるのではないかと、大義さんから教えていただいたように思います。
この作品は悲しい場面も多々あります。でも、それぞれの役者さんたちが、自分にとっての『生ききる』とはどういうことかを考え、観る人に届けようとしている…そんな心意気を感じました。
大義さんが大切にした音楽、市船吹奏楽部はこれからも生き続けるでしょう。そう考えると、これは未来に続く希望の物語なのだと私には思えるのです。
生きるというエネルギー
二度と戻らぬ青春、そうとは気づかず懸命に駆け抜ける若者たちの姿に、涙しました。
大義さんに死の影が忍び寄るほどに、神尾楓珠さんの生の光が輝いて、その美しさと尊さに、涙しました。
純粋無垢なお芝居と旋律から伝わる佐野晶哉さんの真心に、涙しました。
浅野大義さんの葬儀の日から映画公開の今日まで、ご家族・周囲の方々・この作品に関わった全ての人間が、大義くんとの日々を大事に積み上げてきて、この映画が公開されることによって、更に未来へ繋がっていくのだと、涙しました。
生き切る、ただそれだけ。
浅野大義さん、大事なことを教えてくれて、ありがとうございました。
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