「号泣の青春映画」20歳のソウル みかんさんの映画レビュー(感想・評価)
号泣の青春映画
関西ジャニーズJr.Aぇ!groupの佐野晶哉くん目当てに観てきた。佐野くんも良かったし、音楽も良かった。
ラストは涙が止まらず号泣…!
実話なので、ストーリーはもう感動しかないのだけど、構成と演出は、はてな?と思うところがいくつか…。
一つ一つのエピソードに意味があって繋がってるのに、そこが分かりにくく、ツキハギ感あり。
最もシラけるのが、彼女ナツキの存在。
急に出てきて、大義のどこが好きなのかも一切不明。先月から付き合い始めたというのに、いきなり彼氏の生死を支えるって、ないでしょ。
もう少し、何故そこまで彼を好きなのか、説得力あるエピソードいれて欲しい。
高校の部活の仲間は分かる、絆がある。ミナとかゆっこの方が、まだ納得できる。
彼女ナツキが良い子であればあるほど、何でそこまでできるの??が分からん。
他の、家族や、部活仲間と3人の親友、恩師は、前半のエピソードで絆を感じられたので、ラストの葬儀場での演奏は圧巻で涙が止まらなかった…
大義!大義!とコールする市船ソウルの演奏に、涙しかない。
まさに魂のこもった演奏。
その前に、大義の手術に向けたエールで、3人が演奏したときは「攻めろ!守れ!大義!」だったのに、ラストはもう、「大義!大義!大義!」名前だけそれだけなのが、いろんな思いが詰まっているようで泣けた。
大義の癌が、治ったと思ったらまた、、の繰り返しで、あれは本当に本人も周りも辛いだろうなぁと…
ずっと耐えてきたのに、最後、絞り出した屋上での叫び「何で俺なんだよ…!」「俺が何をしたんだよ…!」病気への人間の無力力に、涙するしかない…
観てる側は、生の大切さを知り、もっとちゃんと生きようと思う。
良い映画でした
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