「涙が止まらないけど、主役は大人で良いのか?」20歳のソウル だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
涙が止まらないけど、主役は大人で良いのか?
予告でほぼネタバレしています。基本はその通りの物語です。それでも涙が止まらなくなります。
実際に我が千葉県で起きたことなので、知っている場所出てくるので、尚更、現実味があって泣けてきます。「泣ける映画」とPRしておいてここまで泣けるのは良い映画だと思います。
「我が人生一遍の悔いなし」と満足して死んでいくのも素敵ですが、「まだ死にたくない、生きたい」と思って死んでしまうのも逆の意味で素敵だと思います。
実話なので、「素敵」とか「良い」とか言いにくいですが。
ただ、、、演出と脚本は最低レベルだった気がします。セリフまで予想できるし、「ここて泣いて」と言われているような感じがして嫌。
あれだけの話なので、淡々と描くだけでも泣けるはずなのに。泣きたくても涙をこらえているほうが感動的だと思うけど、ああワンワン泣かれると、こっちが冷める。
映画なのだから、余韻とか行間とか、見せないで伝えることが出来るはず。
佐藤浩市をはじめ、あれだけの名優たちが、大根に見えるシーンがあるので、かなりの酷い演出。
名優たちも「本当に今のでOKなの?」って思っていそう。
何より、大人の人が主役になっている点は、本当に理解不能。子供たちの良いシーンの後に、わざわざ大人のシーンをかぶせたり。最後まで大人が主役。結局、主役は大人の名優たちだと思ったしまいます。何度と失笑して冷めてしまうところがあって、気持ちを作り直す必要がありました。
このストーリーで大人を主役に出来る演出はどうなのか。
それでも泣いてしまうので、演出が普通だったらどうなっていたのか、逆に残念。
こんなに泣けて星3って、、、どうなんでしょうね。
結論は、、、、泣けるので見るべし。
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