劇場公開日 2022年5月27日

「なんか叫べ!」20歳のソウル サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5なんか叫べ!

2022年5月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

単純

神尾楓珠×佐藤浩市ということで鑑賞。
苦手な手の映画そうだったので、あまり期待はしていなかったけれども、想像より悪くてガッカリ。ココ最近面白い映画だらけだったので、より質の悪さが感じられました。内容はいいだけに勿体ない...。

エンドロールで初めて知ったのだけど、どうやら本作は実話らしい。それもあって、内容はかなり良くてグッとくる場面も多い。なんたって役者が最高なのだ。神尾楓珠、尾野真千子、佐藤浩市の泣いている姿がたまらなく染みる。特に本作は神尾楓珠以上に佐藤浩市の良さが詰まっている。音楽に熱の深い教師を熱演。ナイス配役でした。ココ最近勢いが止まらない福本莉子も、今までで1番じゃないかぐらいでいい味出していた。

ベースも役者もこれだけいいんだから、絶対にいい映画になったはず。それなのに、ため息つきたくなるほど酷いカメラやら演出やらが、乱しまくってました。モデルとなった浅野大義が可愛そうで仕方ない。

長回しの多様にも問題があるんだけど、素人か?というほど下手くそ。映像の美しさも無いし、とても映画とは思えないクオリティ。ドラマにしても古臭いような気がしてならなかった。酔いそうになったり、ブレたり、急に動かしたりと、唖然としてしまった。お金払って見てるんだからさ...これはないだろ。

セリフはめちゃくちゃ胡散臭いし、説教臭くて辛い。何を言っても響かないのは演出のせいだろうか。全体的な雰囲気もそうなんだけど、すごく優等生って感じ。真面目にやっているように思えてそうでもない。人情話を描きすぎて吹奏楽のシーンが少ない。もっと音楽と向き合って欲しかった。ホント、残念な映画だ。

低評価にしてしまうのも悔しいというか、悲しい。
なんでこうなったかな〜。話の中身は非常に良かったから、その分ショックがデカいです。。。

サプライズ