僕と彼女とラリーとのレビュー・感想・評価
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温かいホームドラマタッチ
お題の通りでラリーは重要なアイテムであるが、彼と彼女の物語。スタート前のプロポーズなんてベタなホームドラマみたいで、ラリーシーンは実際にはない。これもありかな。周りの出演者もみんな良いヒトでほんわか幸せになれる。
足助も豊田も行ったことあるので、ロケ地巡礼は不要。
W R Cが開催されていたら
美男美女の恋、ラストシーンがスタート、広がる青い空、なんて爽やかな映画だろう。
デートのシーンもあの場面での告白も、加藤ミリヤの主題歌も良かった。
本来、こういった毒のない誰もが楽しめる作品が主流になるべきなんだろう。
WRCが開催されていたら、もっと脚光を浴びて盛り上がっていただろうに。メーテレももっと宣伝に力入れればいいのに。
東員イオンシネマ17時20分の回、貸し切りでした。
残念。
予告篇で森崎ウィンが泣いて何かを訴えてたシーン、オーディションでの芝居のシーンだったのはちょっと反則。
ラリーなんだ!ってレースの人たちに悪くないかな。
もっと多くの人に観てほしいな。
奥三河の美しい風景観るだけでも満足できます。
そんなに父は悪いのか
豊田市
愛知県の北部に位置する都市中核市
世界的自動車メーカートヨタ自動車の企業城下町であり
市名は同社に因んでいる
トヨタ自動車は現在の豊田章男社長の
意向もありモータースポーツに注力しており
ルマン24時間レースやWRC(世界ラリー選手権)に
参戦しており11月にはラリージャパンが
お膝元開催される予定であったが例の感染症の
影響で中止となった
この映画はそれに合わせて作られた
ラリーを絡めたご当地ムービーだったと思われます
(よく知らない)
まあモータースポーツ好きなのもあり
数年前のOVERDRIVEも出来はともかく
題材は面白かったです
で今作は…
映画館で流すにはあまりに厳しいお粗末さでした
出だしから理解に苦しむシーンとご都合主義の連発
豊田市出身のラリーの名メカニック北村登志雄は
片田舎で修理工場「北村モータース」を営みつつ
妻は既に死別し息子二人は銀行マンと俳優志望で
仕事に明け暮れ家を空けがちな父を息子達は
嫌悪し関係は最悪な中登志雄は心筋梗塞で急逝
工場はたたむ方向で従業員らをどうするか整理を
任された俳優志望の次男大河は工場に残された
ラリーカーと父が2ヶ月の地元開催のラリーに
参加しようとしていた事を知ります
あのまずね
この息子らの父への嫌悪っぷりがドン引きレベルです
長男なんかお通夜で自業自得だとか吐き捨てます
そんな酷いことしたの?人には言えない仕事をしてたの?
と思うレベル
どうも世界を転戦し帰ってこない夫に対し
妻は寂しい気持ち拭えずじきに病気になって
亡くなっていったことを息子達は恨んでいたようです
…なんで?
父は日本を代表して世界ラリーで活躍していることは
家族ぐるみで誇るべき事だと思うし少なくとも妻は
それを息子達に伝えていく・・・義務とまでは
言いませんが世界で活躍する夫にそれくらい
してあげても良かったんじゃないでしょうか
だからのっけから父を嫌悪する兄弟に違和感しか
感じませんでした
大河はラリーとレースの区別もついていないし
クルマも別に興味ないと吐き捨てます
おーいさっきクルマの街とか紹介してたんだが?
協賛したトヨタの重役さんこれ見て大丈夫だった?
まあぶっちゃけこの映画全体的に
シナリオの都合に合わせたようにしか設定が
作られていないので細かなディティールは
非常にいい加減です
そのため各所で役者の演技も滑り倒しており
苦痛でした
無駄遣いもいいとこ
大河はこのように父を嫌悪していたのですが
遺品の整理をしているうち母の日記を発見
その日記には陣痛が始まった時登志雄が
クルマを飛ばして病院まで走った事などが
綴られていたのです
だからさぁなんでそういう話を息子に
しなかったのよ
大河は従業員らの雇用の為にラリーに出ようと
言い出し兄が定めた2か月の猶予のうちに準備を
進めようとします
いまいちラリーをする事がどうガレージの
運営につながるのかよくわかりませんが
まずラリーに参加するドライバーをどうするか
北村モータースの隣に住んでる美帆は
「運転が好き」らしいですが
ただの暴走狂で免停寸前
絶対こいつ煽り運転とかしとるぞ
大河は役者志望でペーパードライバー
ハッキリ言って詰んでますが登志雄とラリーに
出るはずだった元ドライバーの弁護士・宮本武蔵
の指導で
ほ ん の 2 ヶ 月 で
上 達 し て し ま い ま す
藤原拓海もびっくりだわ
そんな準備が着々進んでいた最中
大河がサボっていた配電設備修理のショートで
ガレージがラリーカーを残して全焼
もはや断念かといったところで大河も東京へ
帰ろうとするところで美帆の息子がいかにも
落ちてケガをするために唐突に木に登り出し
落ちて病院へ連れていく事になり
大河が2ヵ月で磨いたドラテクで病院まで
ぶっ飛ばしそのうちやはりラリーに出ようと
クラウドファンディングを始めます
ハイもうおわかりですね
クラファンという流行りの要素を入れるために
ガレージはシナリオ上燃やされたのです
兄宏之は何の意味があると吐き捨てますが
そこで母が残した例の日記を読んでくれと渡します
でクラファンでなんとか資金は集まりましたが
それで資金は尽き北村モータース最後の仕事に
なるかといったところで
日記を読んであっさり考えが変わった宏之が
工場続けて下さいと言いに来て
大河が美帆にプロポーズしておしまい
( ゚д゚)ポカーン
ラリー走り出す前に話が終わったぞ
つまりこの映画
ラリーじゃなくてもいいんです
ただラリージャパンとタイアップしただけで
シナリオ的には旅館とかマラソンとか
なんでもいいです
そんなに知らない人たちでトヨタから
GRヤリス提供してもらって作っただけ
だなーという志の低い映画でした
地上波のスペシャルドラマなら許すけど
これをスクリーンでは・・・
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