「信じられないでしょうが...」アメリカン・ユートピア カロロ恥子さんの映画レビュー(感想・評価)
信じられないでしょうが...
<この映画が大好きな方、“トーキング・ヘッズ”並びにデヴィッド・バーンのファンの方は読まないで>
*うっかり読んでしまって不愉快になっても、責任を負いかねます
信じられないと思うが、🐼はトーキング・ヘッズもデヴィッド・バーンも知らずに「アメリカン・ユートピア」を見た
ファンからしたら絶句するやろうが、先入観無く映画を見たいと思い数年前から予習を極力しないようにしているから
この映画も、
<ブロードウェイのショーを映像化した>
<主演は有名なミュージシャン>
としか知らず、
🐼たまには映画以外にもお芝居ってのを見てみようか
と、「アメリカン・ユートピア」は福岡市の中でも規模の小さい映画館でしかやってないのだが
🐼結構長くやってるから、面白いのかな?
と思ったから
🐼は土曜の午後の回を見るため、映画館のある“お洒落テナントが複数入る商業施設”に出向いたのだが、2時間前にチケット買いに行ったら席は既に半分埋まっていた
コロナで定員の半数に入場規制してたが、正直意外やった
しかも、上映回は最終的にほぼ満席に
映画が始まり、先ずは
🐼舞台ってーかミュージカルですら無い、楽曲主題の展開なんだ
🐼この主役のデヴィッド・バーンって人、まぁまぁの年齢に見えるけど凄い歌い踊ってエネルギッシュや
🐼出演者全員が歌&ダンス&楽器演奏できるって、やっぱブロードウェイは一芸じゃなくて二芸も三芸も秀でてないと舞台に立てんのかー
と思う
映画は客席も結構映ってて歓声も聞こえてたけど、楽曲を観客の大勢が一緒に歌っているのを
🐼この舞台を何度も見てる、ヘビロテな観客
と認識していた
そんで、中盤過ぎた辺りから
🐼んー、正直言って何を表したいのかよく分かんないぞ...役者さんの卓越した演奏&ダンススキルは楽しめるが
🐼でも、この登場する楽曲の“分かるようで分からないけど、何かを斜に構えて皮肉げに問題提議してるっぽい”テイストは覚えが...
何だっけな...
!🐼!
そうや!井上陽水!!
*母が井上陽水の昔のファンであり薫陶を受けて🐼も「井上陽水 GOLDEN BEST」を買った経験がある
映画の終盤は、訴えたいものがクッキリしてきたのと🐼大好きなジャネール・モネイの歌があったり
カーテンコールのくだりも大いに楽しめた
良い音楽は、何者が聞いても良さを感じれるパワーに溢れている
それでも、最後まで
🐼スパイク・リーが映画に作り直した意義が不明やったが、エンドクレジットで氷解
対トランプ対策か!
(劇中の“投票率”の台詞も腑に落ちた)