「時たま出没するアメリカン無鉄砲おじさん」マークスマン tackさんの映画レビュー(感想・評価)
時たま出没するアメリカン無鉄砲おじさん
リアム・ニーソン、渋いですね。
猟銃を持つ姿なんかは様になってるし、物思いにバーで呑む姿もあんなジジイになりたいと思ってしまう。
内容は割と先が読める展開だったし、やはり起きてほしくないことが起こり、最後はチャンチャン、と言った感じか。なので、これと言って疲れはしない。芝居も子役の子がなかなかうまいし、カルテルの連中は本物(いや、組織の連中ではないことを祈る)。
私が思うに、時としてアメリカンムービーにこういう悪と戦う無鉄砲なおじさん出没しますよね。今作もそうだけど、元軍人という自尊心が仇になって(?)、悪と真っ向から戦ってしまうパターン。
冒頭で妻を失って希望をなくした、と言うが、今も大事なものは他にあるだろ、と突っ込みたくなる。
ちょっと話は違うが、数年前にクリント・イーストウッドの『運び屋』と言う映画。あの時も老人が、危機感があるのかないのかわからず、麻薬の運び屋をやり組織の中に足を踏み入れるというのがあったが、カルテルの危険性など誰が考えてもヤバいのに、誇り高きアメリカン爺さんたちは、それすらもはねのけて我が道を行く、というのがいかにもアメリカ映画だなあ、といつも見ている。
こういう人物をアメリカ人は割と好きなんでしょうね。
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