ブラックボックス 音声分析捜査のレビュー・感想・評価
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音声分析だけでないところがよかった
自動車事故で死ぬより、飛行機事故で死ぬ方が確率は低い。よく言われることではあるが、それでも事故は起こる。そのときコクピットの音声を保存したブラックボックスが重要になる。そのブラックボックスがあんなものなんだと初めて知った。
音声だけを頼りに真実にたどり着こうとする話かと思ったが、普通のサスペンスみたいなこともやっているのは意外だった。でも、それがあるからトータルで面白くなったことは確か。とても地味なのに緊迫感があってよかった。
使われるツールや真相にたどり着くためのキーアイテム、そして真相はとても現代的。さらに主人公に襲いかかる出来事もとても現代的。というよりも近未来的か。あそこだけそんなことになるのかな?と若干の違和感を覚えてしまった。残念。
プロが毎回整備し、プロが操縦する。突発的なことがない限り飛行機事故は起きない気がする。やはり自動車よりも安全ということか。
主人公がいい感じにヤバい
ブラックボックスを巡るサスペンス。
実際にあった(ある)かもしれないような、業界の闇と、音に取り憑かれたとも言える主人公の行動に引き込まれた。
事実を基にした作品じゃなくて良かったというべきなのかどうかな。
プロレスの様な話
見逃したかもしれないが、そもそものストーリーに矛盾があると思う。話が最後まで終わっていないと思うんだけどね。見逃したかなぁ。
いずれにしても、予定調和。
赤っ恥ストーリーだった。
何とかサスペンスで何度も見た。フランスの人もこう言った映画好きなんだ。
来月、飛行機乗るんだよね。見なければ良かったかなぁ。
フランス発サスペンスの傑作!
飛行機事故の調査官が事故の真相究明に挑むお話。でもハリウッド的ヒーロー活躍作品とはちょっと雰囲気が違うところがフレンチ。闇は深く、主人公の鋭すぎる感性が、一瞬、この人自身が狂気?と思わせるほどの描き方。ドキドキと、どうなっちゃうの!?で力が入る見応えあるサスペンス。そしてビターでダークな展開はまさにフレンチ。見るべし、の傑作です。
終始緊張感のある展開にメッチャ引き込まれたー!
観賞後の心地よい疲労感が良い!
そして自分の聴覚が研ぎ澄まされた感じになるから不思議(笑)
墜落した旅客機からブラックボックスを回収し、墜落した原因を究明して行くストーリー。
音声分析官のマチューが主役。
ブラックボックスに残された機内の音声や、事故直前の乗客の留守電のメッセージから聞こえる機内の音。
機内で撮られたSNSの写真等を取り混ぜ原因を解き明かして行く展開。
ブラックボックスの音声のトーンを変えたり再生速度を変えたりしながら隠された音声を探るシーンに引き込まれる。
同僚のポロックや妻のノエミとのやり取りも良かった。
この二人が影の主役って感じ。
ブラックボックスから見つけたある座標に導くメッセージ。
ナビでその場所に行くまでのドキドキ感がハンパ無し。
何があるのか読めてしまうのはご愛嬌(笑)
ラストのスカッと感に満足度が上昇。
カーナビに座標を入力すると、ピンポイントでナビが出来るとは?
本当なのか知りたいところ( ´∀`)
音声分析捜査?
音声分析捜査官が音声分析で特別なことをするのではなく、音声分析の証拠となるブラックボックスを池の底から見つけるという映画。何のこっちゃ。敵に思える人が味方だったり、味方に見える人が敵だったりするところは面白いが、、、音声分析という特殊な職業らしいストーリーなのかと思って見たら肩透かしを食う。
若干、羊頭狗肉も。
十分に楽しめる映画。サスペンスとして破綻もないし、ワクワクできる。また、善悪わかりやすいのも、この手の映画ではプラスかも。
専門性もあって、新しい知識も得られる。
ただ、「音だけで真実を暴」いてはいないんじゃないかとは思う。
もっとマニアックなのかと思った。
面白い面白い面白ーい!
くそおもろい。
細かいこと言い出したらきりないです。ご都合的展開は結構ありありですが、サスペンスの山と谷がすごい勢いとスピードで襲ってきますから息つけません。考え込む暇も与えずに一気に作品の渦に巻き込まれていきます。え?え?えー?な展開の連続。なもんで、没頭しちゃいます。斜め上から見下ろしたくてもそんな余裕がないのです。まさにジェットコースター・サスペンス・エンターテイメント。終着は力技です、悪しからず。でも、、、、いいんです。これがいいんです!!!
音の分析を基軸にしたストーリーが何とも予想外の展開になっていきます。デジタル社会への風刺を撒き散らしながら進んでいきます。便利になるってことは、仕組みが単純になるってこと。コンピューター任せになるってことは、コントロールできる範囲が広がるってこと。うまい!話の持っていき方に強引さはあるものの、とやかく言うまい。こんなに面白いんだもん。
何かを書くと、ネタバレになっちゃうのでここまで。何で上映館が少ないのだ?こんなに面白いのに!そこがわからない。とてもわからない。騙されたと思ってたくさんの方に見てほしいなぁ。
最後までハラハラドキドキ……
音声ものというと
映画の「ギルティ」や
ドラマの「ボイス」に(勝手に)裏切られて
これも「思ってたんと違う……」
となったらどうしようと思いつつ鑑賞したのですが
とても良かった!
本筋のストーリーだけだと
シチュエーションや
画面の変わり映えが無くなってしまいそうだが
もう一つ、同僚失踪の謎が乗っかることにより
最後まで飽きさせない展開になっている。
主人公が単に正義感強い聖人というより
社交性が低く、融通の利かない面倒くさい奴ってのも
この物語を最後まで読めなくさせていて笑、
上手い作りになってると思います。
しかし、公開規模が少ないのが悔やまれますねー。
「やっぱ映画っていいな」っていう充実感
ほんの少しの音を楽しむ映画なので
劇場がめっちゃ静かだったのが良い。
これだけ長時間 緊迫したのはいつ以来でしょう。
凄かった、とにかく凄かった!
めっちゃ細かく小さい音だけを頼りに
大きな事件を暴く(というか暴かないと自分が危ない)ので
ずーーーーっとハラハラハラハラしてました。
【音】というアイデアが上手いのに
出し過ぎず、出さな過ぎずなので
物凄く良質なサスペンススリラーとして仕上がってるから
映画を観たという充実感が半端なかったです。
個人的にはラストがちょいあっさり塩味だったけど
まー、それまでの工程を思えば
全然ありですからね。
面白かったです!
飛行機ファンもそうじゃない人も楽しめる
対地接近警報(GPWS)が、劇中でのKEYになります。
ここは是非、気にして見てほしいなぁ。
さて、純粋に飛行機の映画と思うと飛んでる映像はあまりないので期待はずれながら、BEA(フランス航空事故調査局)が協力してるだけあって、事故調査行程はなかなか興味深いです。
ストーリーはむむむ?って場面も多いながらも、順当に進みます。最後はあれれ?ですが、それも途中で織り込み済みかな?
喧嘩場面などの言葉遣いはどうかなぁ?とは思うけど、フランス映画と思って我慢我慢。
飛行機ファンとしては、機材がボーイングなのか、エアバスなのか、2発なのか4発なのか、コックピットにキャビンとチグハグなのはとても気になる…けど。
飛行機の映画は少ないので、単純に楽しめました。
テレビでやったら、また見ようと思います。
レビューを見に来る人は絶対観たほうが良い!
前々から目をつけていて遠出して観た甲斐がありました!
派手さはありませんが「音」をテーマとして刻々と真実に迫っていく様は、新鮮であり目も耳も離せません!
(フランス映画あるあるですが、ちょっと暗い…。ラスト以降は大体想像で補完できるけど、もう3分創って欲しかった…)
音声で真相に迫るサスペンスかと思いきや意外と身につまされる心理サスペンスでした
音声だけで真相に迫るサスペンスかと思いきやさにあらず、主人公に聴こえている音は実は幻聴ではないのかという疑心暗鬼にまで踏み込んでその波紋が人間関係も破壊する様までも冷徹に見つめる心理サスペンスとの二本立て。次から次へと湧き上がる疑問符がぶら下がってるエビデンスの連なりが導く意外にも程がある真相の向こうに広がる光景はハッピーエンドと呼ぶには余りにも痛々しく、複雑な思いに駆られます。
飛行機嫌いにおすすめ
現実的で緊迫感もありおもしろかった。
が、途中から
奥さんのpcから機密情報を抜いたり。
住居不法侵入したり。
事故原因の憶測を匿名でマスコミに公開した過去が明らかになったり。
夜の暗闇の中、装備もなく湖に飛び込み宝探ししたり。
主人公の行動が常軌を逸し過ぎていて正直ドン引きでした。
突っ込みどころはあるものの
めちゃくちゃストレスフルな仕事ですが、それこそAIがやったほうがいいのでは?とか
キーパーソンが知り合いばかりとか
コンピュータ界隈に詳しい割には「バレるとは思わなかった」とか
なんか急に愛情湧いちゃう夫婦関係とか
ピンポイント突いてくれるナビとか(私が知ってるカーナビは、目的地周辺で見放す)
まあいろいろあるものの
「マジで危ないから自動運転システム開発はやめて欲しい」と改めて思わされた作品でした。
JAL123便
多分多くの人が視聴したであろうJAL123便の墜落までのボイスレコーダー、あの音声を最初に視聴した時のあまりの臨場感に圧倒されてしばらく動けなくなるような感覚、この映画はその体験がオーバーラップします。音だけで緊張感を高める演出も秀逸。もう1回観たいと思った映画でした。
ラストは泣けます! フィクションとはいえ墜落直前のブラックボックスの音声はドキドキする。
航空専門学校を卒業し、パイロットになりたかったけど視力のせいで音声分析捜査官になった、ある種のオタク青年が真実へと肉薄するドラマ。
主人公の父親(元パイロット)に対するコンプレックスが高い職業意識の根源だったのだろうか。ラスト近くで一人で素潜りしてオリジナルのブラックボックス探すシーンでは「若者よ、自分の命も大事にしなさいよ」と心で叫んでいた。途中から単純に私はあのクールビューティの奥さん絶対怪しいでしょ!と思い込んでしまっていたけど推理が少々浅はかでしたね。
ストーリーの節目節目でアップになる主人公の耳。自慢の聴力を生かし、聴力に悩み、最期心臓音が途絶えたあの音も本人の主観かな。無念だったね。ノエミ、強い女でしたね。完璧な復讐のために女優に徹していた。あっぱれ。
話脱線しますが、ちょっと期待していたけどフランスの若い人たちのファッション、20世紀に比べて極めて地味(シックともいえるけど)な紺とか白中心なんですね。堅実ですね。
【737MAX】
この作品が公開される前の1週間ぐらいの間に、ボーイング737MAX機に関する記事が複数掲載された。
一つは、ブルームバーグが最初に配信した、737MAX機の運航を中国政府が3年ぶりに認めるとしたもの、
もう一つは、朝日新聞デジタルが伝えた、なぜボーイングは魔のショートカット(本来は慎重に実施すべきことを疎かにしたという意味)をするに至ったのかという記事だった。
ボーイング737MAX機は、2018年、インドネシアのライオン・エアとエチオピア航空の運航する機体が相次いで墜落するという事故を起こしていた。
ボーイングが、欧州のエアバス社との競争にさらされ、いよいよ顧客を奪われる局面に至り、予定を繰り上げて燃費の良いエンジンをいち早く機体に搭載させるにあたり、機首上げが起きやすい元々の737機の特性の軽減などを含めて本来は基本設計の再設計が必要なところを、操縦支援システムの導入をすることによって乗り切ろうとし、それがあだになったのだ。
本当は、もっと詳しく説明を書かないといけないのだけれども、興味のある方は、事故の状況や記事を検索してみて下さい。
(以下ネタバレ)
映画をご覧になった方のなかで、きっとお気づきの方はいると思うけれども、機首上げの特性や操縦システム支援は、まさに......この作品でも描かれたところだ。
映画で描かれた事故の直接的な原因は、サイバー攻撃だったが、過度に自動運行に頼り制御不能に陥ったところと、運航支援システムを徹底的に周知することなしに、737MAX機の販売を安易に拡大、操縦支援システムが正しく機能しなかったところはなんかは、本当にこの作品に似ている気がしてならない。
企業が嘘をつくということについては、ある化学メーカーの隠蔽が映画の題材として取り上げられているが、甚大な事故を起こす可能性があるこの作品のようなケースでは、慎重すぎるほど慎重じゃないと本当に取り返しがつかないことは想定される。
コロナ禍が収まっても、当面737MAX機には乗りたくないなと、僕は思ったりする。
作品については、終盤の良心の呵責や秘密にたどり着く仕掛けなど楽しめたが、マチューが、あんな交通事故で命を落とすエンディングが必要だったの?とか、結局サイバー攻撃が原因ってところが、逆に企業の悪どさを軽減してしてしまっているように思えて、なんかちょっと納得がいかないところもある。
ボーイングに気を遣ったのかしら?
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