「主人公の奥さん・・・怒って良いと思います。」ブラックボックス 音声分析捜査 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の奥さん・・・怒って良いと思います。
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旅客機墜落事故を調査する事故調査員を描く物語。
フランスで高い評価を得た・・・というサスペンス。期待に違わぬ佳作でした。
巨額の金銭が動く飛行機市場。その中での事故に、策謀の影が蠢きます。
物語は、特別な聴力を持つ調査員が疑惑を追及しながらも、前のめりになり過ぎて苦悩する姿を描きます。
ヒーロー的な主人公の活躍を想像していましたが、寧ろ才に溺れ鼻つまみ状態になった主人公が描かれていて、その分物語にリアリティを感じさせています。
ただ、サスペンスとしてみると物足りなさを感じます。
特に残念なのが、ポロックの失踪に疑念が集まっていない展開。大事故の直後に主任調査員が失踪したのであれば、大騒ぎになっているはず。実際、主人公もボロック失踪から原因究明をしているわけですから、公的機関の捜査を受けていない展開は折角のリアリティを大きく減じさせてしまいました。
ラスボスは想像通りで意外性がなく、逆に墜落の直接的な原因は意外性高く驚きましたが、リアリティを感じないことも残念。
私的評価は普通にしました。
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