「ユダヤ人の悲劇には同情するけど、節度あるお涙頂戴映画だ。」天才ヴァイオリニストと消えた旋律 いなかひとさんの映画レビュー(感想・評価)
ユダヤ人の悲劇には同情するけど、節度あるお涙頂戴映画だ。
正直な感想を述べさせて頂くと、ユダヤ人の悲劇を描いた映画に私は辟易している。勿論、忘れてはならない歴史上の出来事だし、これからも記憶していかなければならない。が、もう、よほど試行錯誤をこなさないと、感動を与えることはできないと思う。恐らく、歌にして収容所で亡くなった人名を記憶したところからヒントを得た作品だと考えた。それを聞いて信仰を取り戻し、ユダヤ人の悲劇を後世に伝えることを使命にした物語。名前の歌には心の動かせるところがあったけど、それ以外は、お涙頂戴映画にしか感じなかった。まぁ、あからさまではなくて、節度は保っているけれど。
現在のパレスチナでは、ユダヤ人は加害者だ。
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