「ちょっと自分にはわからない」天才ヴァイオリニストと消えた旋律 アモルフィさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと自分にはわからない
よく出来てる。
特に冒頭のコンクールのところなど出場者の演奏がちゃんと若干のわかりやすいズレ(後で機械的にいれたのかもしれないが)が入ってたり細かいところまで作りこんでいる。
ドヴィドルの運指と音がずれていることもありアフレコで全部ちゃんとやってるのは凄い。
天才演奏家を題材にしてしまうと、いかに天才的なプレイを説得力をもって表現するかというのがいちばん大変なところになるのだがこのくらい作ってあれば好感をもてる。
子供時代も萩尾望都とか竹宮恵子のマンガを思い出すいい雰囲気にできている。
ただ、イギリス貴族の考え方やユダヤ人の宗教観などが自分には理解できなくて全く感情移入できず終盤は興味を失ってしまった。
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