「追悼の祈り」天才ヴァイオリニストと消えた旋律 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
追悼の祈り
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1951年ロンドンでデビューコンサートの日に消えたポーランド移民のユダヤ人天才ヴァイオリニストを巡る話。
1938年にロンドンのマーティン家にやって来たドヴィドルと、モットルことマーティンが共に過ごした12年をみせつつ、35年後、松ヤニキスにドヴィドルを感じたマーティンが、彼の行方を追う様を差し込んでみせていく。
サスペンスなのかとも思ったけれど、時代背景とドヴィドルの背景からしても、やはりホロコーストに纏わるヒューマンドラマですね。
なぜ彼はいなくなったかよりも2人とマーティンの父親やヘレンとの物語がメインに置いて思い入れを強くさせていく展開は上手いですね。
そして疾走当日の衝撃が35年後の話に繋がって、とても哀しく、そしてやり切れず。
状況は異なるけれど、ビルマの竪琴がちょっと頭を過った。
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