「トムは生きてるんだからね!!!」RUN ラン ざここさんの映画レビュー(感想・評価)
トムは生きてるんだからね!!!
私はそう信じてるよ!刺さったところがちょうど筋で無事だから!!ねーー!!!??(生きててお願い)
娘役の女優さん演技力高くて見入ってしまった。
母に監禁されてその部屋にあったなんちゃら塩酸をがぶ飲みすれば救急車で運ばれて病院へ行ける、母から逃げられる…!とクロエさん。いろいろ危ない。色々あって結果的に逃げ切れた。ハッピー!
【エンディング】
母は刑務所寝たきり(逮捕時の後遺症かな?推測段階)、娘は車椅子生活なものの杖を付いて少し歩けるくらいに回復。結婚して娘さんがいる。義足を作る職人になったのかな?そして何より誘拐される前の実の親、祖父母に会えて暮らしてる。ハッピー!
そしてなにより、優しいクロエさん、いまだに毒親誘拐犯ダイアンに接見してる。そして
17年間育てられた毒親ダイアンに対して「祖父母が家に会いにくるの」と実の家族との話を笑顔でするクロエ、怯える刑務所のダイアン。気まずくないのかな?とおもいながら。まあクロエ優しかったし、なんだかんだ育ててくれてた偽りの親だから、恨みとかはないのか。と納得。
7年経ってて老いて力がなくなって痩せ細ってるのかな、ダイアン?と思ってたけど違いましたね。痩せこけたダイアンと対比するかのようにクロエの自信に溢れた凛々しいメイクと笑顔、そしてクロエの口から緑色の薬3錠。
「ママ、お薬の時間よ☺️」
これに全て持っていかれました。納得。だよね。
作中ダイアンがクロエのこと、「あなたは私のもの。」って言ってた。7年経ったあのシーンは逆に娘から「お前は私の母親じゃない。生かさない、殺さない、誰にも。だってママは私のもの。」って言ってるみたいでした。余韻が最高でスタッフロールまでポカンとしてました。