「最後の展開に不満」RUN ラン とみさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の展開に不満
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鑑賞後の気持ち
愛という感情の持つ狂気を表現したホラー映画。という風にしたかったのだろうが、愛は相手を思う気持ちからくる感情なので、この映画で表現されているのは愛ではない。親が子に対して持つ「勝手な希望、勝手な夢、勝手な理想」の化け物をこの母親で表現したのならとてもよくできた作品だったと思う。最後の展開以外は。
ホラー映画は怖いものと怖がるものがあって初めて成立すると思う。この映画のほとんどのシーンではその関係性が成り立っているが、最後の「お薬の時間よ」という娘の狂気じみたセリフのせいでよくわからなくなってしまった。憎い母親擬きに心が囚われてしまい依存してしまった悲しい娘を演出するなら、最後のセリフはいらなかった。
鑑賞後の心の変化
愛は相手を想う気持ち。そこに一切の自分の感情を含めてはいけない。
無償の愛という言葉はおかしな言葉。愛ははなから見返りを求めるものではない。
鑑賞後の行動の変化
愛するという言葉を軽々しく使わない。
好きなシーン
家から脱出して逃げてるシーンのハラハラ感は好き
嫌いなシーン
娘の「お薬の時間よ」
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