「オトコとオンナの性(さが)」ベル・エポックでもう一度 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
オトコとオンナの性(さが)
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フランス映画(フランス人?)って、
食事や入浴と同じように性行為を扱いますよね。
その「当たり前でしょ」という感じが、
セックスに対して、
特別な、ある意味ですごく大切な意味を持たせたがる
日本人にとって、
退廃的というか、乾いた感じを与えるのかな、
なんて思いながら見てました。
オトコはエゴイスト。手に入れるまで必死。
オンナはリアリスト。イビキは耐えられない。
情に厚いヒロイン役のドリア・ティリエ、
奔放で情熱的な妻役のファニー・アルダン、
ふたりの女性に翻弄される
ふたりの男の物語。
ラストシーン。
マフラーをわざとらしく落として去る妻、
座ったまま優しく見送る夫、
ふたりは、
元サヤに収まるのか、
それぞれの道を歩むのか、
どちらの解釈が「ハッピーエンド」なのか、
考えさせられた。
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