「ありそうでなかった仕掛けが実験的だった。」ベル・エポックでもう一度 kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
ありそうでなかった仕掛けが実験的だった。
セラピーって、フランス人(パリ在住のスノブな人たち限定)の伝統芸という印象。それを糧として稼いでいるらしい妻が、私生活ではテスラの自動運転とVRにハマり、アナログ派の夫に文句タラタラってなんだかなあ、と思った。夫を追い出したドアに貼り付いて泣いていた妻。自己嫌悪の涙だ。、、、というわけでそこからも復縁への道のり物語であることは冒頭からわかっていたはずなのだが、、、主人公と一緒に暫しいい夢見せてもらいました。
時代は違うわけだけど、タイムマシン物として見ると、ついついウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」の出来と比べてしまいやや消化不良。じゃあ自分だったらどの時代に戻りたいかなあ、と思案してみたけれど、なんかうまく思いつけなかった。
主人公の描くイラストがすごくキュートだった。「退屈な」息子の会社で多分「金」になると思う。
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