「【ウイットに富んだストーリー】」ベル・エポックでもう一度 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【ウイットに富んだストーリー】
ウイットなんて言うと、枕詞に「フランスらしい」ってつくケースが多いように思う。
僕の勝手なイメージだ。
そう考えて、もっと上手い表現がないものか思案しても、それに代わるものは思い付かず、やっぱり、「フランスらしいウイットに富んだ作品」と言うところに落ち着いてしまう。
作品は、ストーリー全体を通して、「分かる」ような気にさせられる。
失いそうになって、いつかの、そして何処からかやり直したいと思う瞬間。
でも、分かっている筈だ。
そんなことでは結果は変わらないことを。
仮に相手の気持ちが再び戻っても、実は自分自身の気持ちが冷めてしまうことだってある。
過去の良い瞬間を呼び起こしても、今を知ってしまっているのだから当たり前だ。
どんなに年齢を重ねようと、人は新しい何かを求めるのだ。
だからこそ、人生はやめられないのだ。
だから、マフラーを拾いにいかないのだ。
それが答えだからだ。
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NOBUさんのコメント
2021年9月6日
こんにちは
リエントリーした記憶が、ないのですが、そうですか。運営の方々が動いてくれたのでしょうね。
2年前の健全な映画サイトに戻ってくれる事を切に願っています。
NOBUさんのコメント
2021年9月5日
今晩は
随分前のレビューに対してですが、安定してセンスある素敵なレビューですね。
最近、村上春樹さんの短編を読み返していて思ったのですが、ワンコさんのレビューって村上さんの文章にテイストが似ているなあ(特に短編)、と思いました。
あと、(ちょっと、小声で)ワンコさん、Filmarksでもご活躍されていますが”強大な力”を発揮されましたか? では、又。
僕は、読書タイムに入ります・・。