「山田杏奈に目を離すな!!」彼女が好きなものは サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
山田杏奈に目を離すな!!
山田杏奈を愛してやまない者として、ずっと見よう見ようと思っていたがタイミングが合わずに鑑賞できていなかった本作。
今日で上映終了とのことだったが、かなりギリギリまで見るか迷った。これを見ればその後が割と大変なスケジュールになる。ここは逃して配信を待とうとも思ったが、ここで見なくて山田杏奈ファンと言えるのか!と我に返り、急いで支度して鑑賞することに。
この決断をした自分を盛大に褒め讃えたい。
本当に素晴らし過ぎる映画だった。
映画納めにこれはヤバイ。今年見た恋愛映画の中でダントツトップの映画でした。
山田杏奈さんよ、最高すぎるぜ全く。
今年はなんと5本もの映画に出演していた山田杏奈。思い返せば、2年前の「屍人荘の殺人」から可愛い女優だなぁと気になっていて、「ジオラマボーイ・パノラマガール」でドハマリして以来、ずーっと彼女の出演作品は追いかけている。つい最近見た「ひらいて」でも魅力爆発だったが、今作でも大爆発。毎度毎度彼女の出演作映画のレビューで書いているが、より一層好きになった。
今までの山田杏奈出演作の中で群を抜いて可愛い。制服、センスのある服装、Tシャツ姿に、あんなのやこんなのまで。見て可愛さを知っていただきたいのでここではあえて書きませんが(何こいつ)、温泉でのあの姿がもう可愛すぎてやられました。え、え、え、え、何この美少女、可愛いとか次元超えてるんですけど。ちょっと神尾楓珠くん、そこ変わってくれるかな。お願い。変われよ!!!と心の中はお祭り騒ぎ。全宇宙の山田杏奈ファンの皆さん、必見です。
そして、本作でもまた演技が上手すぎる。
この三浦というキャラクターが山田杏奈にハマりすぎている。少しわがままで泣き虫で、結構グイグイきて一途な心優しい少女。こんなに性格も顔も美人な少女が居たら誰でも好きになりますよ。あぁ、やられた()
どのシーンも最高で挙げればキリがないのだが、特に体育館のシーン。もう衝撃的な上手さ。演技であんな唇の震えが生まれるの!?あんな全身で泣くことある!?驚きと同時に胸がうたれ、ぶわ〜っと泣けてしまいました。たまらなく良かった。本年度日本アカデミー賞で山田杏奈が新人賞取らなかったら、日本アカデミー賞一生信用出来ない。そんくらいスゴい。こんな繊細な演技ができる若手女優を未だかつて見たことがない。
あら、山田杏奈について語ってたらいつの間にかこんなにも長文になってた。失礼しました。これでも、まだまだ魅力が伝えれてないんですよ。抑えてる方なんですよ。山田杏奈の素晴らしさをもっと多くの人に知って欲しい。もっと多くの人にこの作品を見てほしい。上映拡大を願います。
という訳で、ようやく映画の評価に移ります。
BL映画といえば「窮鼠はチーズの夢を見る」が1番に思いつくのだが、本作はあの作品以上にリアリティで心をえぐる傑作。リアルな悩み、リアルな言葉、リアルな状況。みんなで話し合いをしたり、お母さんが一言も言えなかったり、現実的だなぁとしんみり。全部綺麗事じゃないのがこの映画の素晴らしいところ。映画なのに映画って感じがしないのよ。
ストーリーの構成も、展開も、脚本も、どれも無駄なく緻密で、恋愛映画であっという間と感じたのは久々。このテーマでこれ以上の映画を作ることが出来るのだろうか。ひとつの恋愛模様を描いているのではなく、主人公を軸にBLに関して様々な視点から描いている。個人的本年度日本映画脚本賞をあげます。
山田杏奈以外の役者も本当にいい。
前田旺志郎の明るさも、ラストになるにつれて感動につながりとてもいい演技をしている。まえだまえだの時とどことなく似ていて、このキャラも当て書きされたの?ってぐらいハマっている。
神尾楓珠もとてつもなく上手い。お母さんと抱き合うあのシーンはとんでもなく染みた。これまで、樹海村やうちの執事の言うことには、裏アカなどの作品に出演していた神尾楓珠だが、どれもハマらずパッとしなかったのが正直な感想。だが、本作は違った。超良かった。これからも期待できる役者ですね。
ただ、音楽が欲しかった。
ちょっと味気ない感じだし、ドラマ感があった。エンドロールも物足りず、しんみりするにはいいのかもしれないけど、やっぱり物足りなさを感じた。映画には音楽が必要だよ。
でも、最高でした。
最高の映画納めでした。
わざわざ時間を作って見てよかった。本当に良かった。ありがとう、最高の映画をありがとう。
2021年、合計137本の映画を見ました。
昨年は104本だったので、33本も多く見た事になります。それでも、逃した映画は70本あったんですが笑
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。みなさん、良いお年を〜