「※」モーリタニアン 黒塗りの記録 きゃりーさんの映画レビュー(感想・評価)
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作中で、人権のために戦ってる。性犯罪者を弁護しても人殺しを弁護しても、性犯罪者、殺人者とは言われないけど、テロリストを弁護するとテロリストだと言われる……それはなぜ?
憲法に※なんてついてないでしょ?
みたいにいうシーンがある。
あそこが全てだなぁ、と思いました。
事件が大きいほど、悲しみが深いほど、テロでなくても弁護士が付くと犯罪者の味方なのか!!という大きい声が上がる。
人権より守られるものはないけれど、誰かの人権を蔑ろにして多くの人権が守れるということもある、と思ってしまうこともあるかもしれない。でも、その蔑ろにされる[誰か]が自分じゃないとは限らないのです。生贄なんて誰でもいいんですからね。
冤罪なのか、そうではないのかなんて、本当は誰にも分からない。この映画の場合もそうですが。
許すと、自由は同じ言葉。どちらも大事ですが、どちらも難しいですね。
とても考えさせられる映画でした。
流石ジョディ・フォスター。
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