「真実は分からないが沈黙が答えか」モーリタニアン 黒塗りの記録 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
真実は分からないが沈黙が答えか
長年に渡って不当に拘束されていたモーリタニア人の手記を基に作られたアメリカを告発した映画です。軍は彼をかなり確信を持ってテロリストだと判断しており、答えありきで禁じられた拷問をしていきます。
その内容は機密文書で、開示されても直接のコピーができなかったり、検閲されたりするので正確さに欠けるのですが、機密だから答えられないという以上反論しないということでもあり、それは肯定と受け取られる覚悟を持ってのことでしょうから、じゃあアルカイダとやってること変わんないじゃないのと思われても仕方ないかなと思いました。
しかし拷問の中に一つだけ「これやれって命じられた兵士にも拷問じゃないの」と思ったのがあって、それは衝撃でした。
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